ジンバブエのゴクウェ・ノース地区で3つの小学校を支援する新規事業が始まりました。
この事業では校舎建築から始まり、学校運営委員の能力強化、教育の啓発活動、学校に通えない子どもたちへの教育、生計向上と様々な教育に関連する支援を地域住民と共に活動していきます。
このゴクウェ・ノース地区はまだまだ教育環境が厳しい状況にあります。写真のように、教室は木の柱にワラやビニールシートを載せただけで、雨、風、砂ぼこり等を防ぐこともできません。
教師も不足しており、子どもたちが十分な教育を受けることができていません。
そのなかで、事業の第一歩としてチームビルディング(組織づくり)のワークショップを各学校で行いました。行政職員、校長、教師、生徒の親、村のリーダー等、多数の方が参加しました。
ワークショップのなかでは、住民たちが持つ教育への思いや希望が次々と出され、活発な意見交換が行われました。
子どもへの思いはどの国でも変わらず、熱い気持ちがオブザーバーまで伝わってきました。
その後、それらの目標を住民自身の力で達成するために、どのような役割や資源が必要なのかを話し合いました。
最後にグループで話し合いながら今後の計画を作成して全体に共有しました。
今回のワークショップでは地域住民が自ら目標を設定し、そこに向けての活動に取り組める組織づくりを行いました。
今後もADRA Japanは彼ら自身の力で教育環境の改善ができるように、彼らと共に活動していきます。
どうぞ引き続き温かいご支援をよろしくお願いします。
※この事業は、皆様からのご寄付のほか、日本NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。