5月12日は母の日です。
ADRAは保護者、指導者、介護者など、母親のような役割を果たしている人々を心から敬います。被災地でお子さんを守ろうと真摯に生きるお母さんたちの姿にも、毎回心を打たれます。
干ばつ、飢饉、地震、洪水、台風、暴力、戦争、対立――などに見舞われ、激動の社会に置かれる苦しみを、なんとか乗り越えようとする母の存在を知る度に、ADRAは、少しでも力になれればと考えます。
イエメンでは住居を失って難民となった人々を、シリアでは地震で夫を亡くした方を、南米では家庭内で暴力を振るわれ、逃げるしかなかった女性を、東アフリカでは、飢えた子どもたちを、そして、戦火に怯えるウクライナの方々を、私たちは目にしました。
くわえて、ADRAは母親と一緒に暮らせない人、あるいは疎遠になっている人々にも思いを寄せます。
私たちは、そういった方々に、食料、水、仮設住宅、医薬品、衛生用品、移動用のバス等を用意し、いくばくかの金銭的援助、心理ケアなど、できる限りのサポートを続けてきました。
どんな状況に置かれても、最善を尽くすことを肝に銘じて活動しています。
「ひとつの命から世界を変える」ことをモットーに、世界120か国に支部を持つADRAのスタッフも、それぞれの母の日を迎えます。私たちは、少しでも笑顔で母の日を過ごせる方が世界中で増えることを祈っています。
Happy Mother’s Day!