食料パッケージ

2024年6月までに、ADRAは国連と協力して1,171万3,792個の食料パッケージをウクライナの方々に配付しました。このプロジェクトは、ドンバスで紛争が始まった2014年にスタートしたものです。

2022年5月以降、ウクライナが全面的に戦争状態に陥った数か月後から、ADRAと国連は連携を強め、活動を本格化させています。

私たちは、自らの命を守るために避難した人々、戦争の影響を受けた方々に人道的な食料支援と経済的支援を提供しています。現在は、ハルキウ地域の2か所で活動中です。

避難者一人ひとりが月に必要とするカロリーを計算し、油、小麦粉、野菜、豆、エンドウ豆の缶詰、肉の缶詰、塩、砂糖、シリアル、そば、キビ、オートミールなどをパッケージにしており、一人当たりの1か月分のキットの総重量は約13~14kgになります。

2022年から2024年にかけ、ウクライナの方々に配付されたセットは509万0,447セットに達しました。

ハルキウに避難している方々に食料キットを配付しました


 

さらに、前線に近い地域ではパンを配っています。これらの地域では爆撃や砲撃が絶えず、パン屋や商店は店を閉めるしかありません。

私たちは、1か月で一人あたり4斤のパンが一人ひとりの手にいきわたるように努めています。戦争が始まってから現在までに、合計で2665万9,037斤のパンをウクライナの方々に届けました。

これは、ADRAにとってウクライナにおける最大規模プロジェクトです。予算も従業員数も最大であり、ADRAの170 名を超えるスタッフを100名近いボランティアがサポートしてくれています。

また、クピャン地区の居住地からハルキウに避難している人にも600個の食料キットを配付しました。

ADRAは常に、現地のニーズに基づいた活動を目指しています。引き続き、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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