アドラはウクライナの近隣諸国でも、ウクライナの方々への支援を行っています。
そのうちの一つ、スロバキアでは戦争が始まった直後から、ウクライナ国内に残り被害にあわれている方々、そして戦禍を逃れるため国境を越えてスロバキアに避難してこられる方々の両方を対象に、支援活動を行っております。
ウクライナと面しているスロバキアには戦争が始まった2月24日以来5月4日までに、38万人以上の方が国境を越え避難してきたと報告されています。
ウクライナの方々が危険をくぐり抜け、長い旅路を経て避難されてきた際に、すぐに休息できる場所として国境沿いに大きなテントを張り、日々多くのウクライナの方を受け入れてきました。
このテントの支援センターでは、避難してこられた方々に、安心して体を休める場所や言語が堪能なボランティアと協力して情報を提供を提供したり、ここから先の目的地を目指す方の移動のお手伝いや簡単な医療ケア、そして遊びを通して子どもたちの精神面のケアなどを行ってきました。
4月以降、国境を超えて避難してくる方々の数が減り、公的なサービスで対応が可能になったため、現在この国境の支援センターでの活動は一旦停止していますが、これまでこの場所を通して多くの方に支援を届けられましたことを
心より感謝いたします。
こちらは3月に撮影したスロバキア国境の支援センターでの活動動画です。
皆さまのご支援によって、笑顔になれている子どもたちの様子などぜひご覧ください。
【ウクライナ緊急支援】スロバキア国境で皆さまのご支援のもと提供できている支援(Youtubeの字幕をONにしてご覧ください)
現在スロバキアでは、国内8か所のADRA難民支援センターにてウクライナから避難されてきた方々が必要とされる支援を把握しながら、一人ひとりに寄り添った支援に取り組み、また、ウクライナ国内に残る市民の方々に必要とされている食料や生活支援物資を毎週届ける体制のもと支援を続けています。
皆さまの温かいご支援により、必要とされているさまざま形でウクライナの方々に支援を届けることができていること、心より感謝いたします。
アドラは引き続きウクライナ緊急支援への寄付金を集めています。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
(文責:広報・マーケティング担当 永井温子)