ウクライナで人々が安心して暮らすことができなくなってから2年が経ちました。
長い年月の中で、さまざまな情勢の変化によりウクライナの報道も減っているのが現状ですが、決して状況が好転しているわけではありません。
ADRAでは少しでもウクライナに心を寄せるべく、2月21日にオンラインイベント『ウクライナ人道危機から2年~今どうなっているのか人々の声を聴く~』を開催しました。
今回はADRAのこれまでの活動とネットワークを活かし、ウクライナ支部のスタッフであるローマン・プレシュクンとオンラインで繋ぎ 、ウクライナから報告をしてもらいました。
ウクライナ支部の事務所が攻撃を受けたときのこと、現在も多くの人々の命が奪われていることなど、心が締め付けられる話がありました。その一方で、例えば医療施設に発電機の支援があったことによって、急な停電時も命が救えるようになったので、感謝しているという嬉しい言葉もありました。
報告会後には参加者のみなさんからこのような声をいただきました。
「外国に避難している子ども達が、ウクライナのオンライン授業を続けるか、避難先の国の学校に通うか悩んでると聞きました。長期化する戦争は、国に残る人の生活にも、避難している人の生活にも大きく影響を与えます。一日も早く当たり前の生活が戻ることを願って止みません。」
「今回のように現地の一般の方々の声を聞かせていただける機会は、とても貴重だと思います。ウクライナの方々に心を寄せ、考え、微力ながら行動していきたいです。」
1日でもはやくウクライナに平和が訪れることを祈りながら、これからもADRAは支援を続けていきます。
皆さまの温かいご支援をありがとうございます。
※ローマンさんの報告をこちらの動画から見ることができます。