ハルキウ市の病院にも発電機が届きました。 子ども病院には、歯の治療設備も届いています!【ウクライナ緊急人道支援】

温かいご支援をありがとうございます。

ADRAは11月下旬ハルキウにある2つの医療施設に大型発電機を届けました。

1台はハルキウ市の第18ポリクリニック、もう1台はオスキル精神神経科病院です。

ハルキウの病院長とADRAスタッフ(撮影:2023年11月下旬ウクライナ・ハルキウ)
20トントラックからクレーンで発電機を下ろしています(撮影:2023年11月下旬ウクライナ・ハルキウ)

このプロジェクトは、日本NGO連携無償資金協力による助成および民間のご寄付を活用して進められています。

まもなく2年が経過しようとする長引く戦闘により、エネルギーのインフラは大きな打撃を受けています。

無事に設置することができました(撮影:2023年11月下旬ウクライナ・ハルキウ)

そのため、ウクライナのほぼ全土で停電が発生しており、大切な命を守る病院でも安定した電気を得られないため、機器を使用する医療が困難な上、施設では暖房が使用できずに絶え間ない寒さに見舞われていました。

治療を必要とする患者は施設に長く滞在し療養ができないほどで、医療施設として毎日が課題でした。

今回、大型発電機が届いたおかげで、二つの医療施設では、停電により必要な治療ができなくなるという不安から解放されました。

これからは医師も患者の方々も安心して病院を利用できるようになりました。

11月20日には、日本の皆さまから頂いた支援でハルキウ市にある市立子ども病院へ「歯科ユニット」と呼ばれる歯の治療機器一式を届けることができました。この支援は、機器を提供するだけではなく院内への設置まで行いました。

ハルキウ市立子ども病院に歯科ユニットを届けました(撮影:2023年11月20日 ウクライナ・ハルキウ)

これにより、「多くの子どもたちが歯の治療を受けることができるようになった」と子ども病院の医師は話してくれました。

子どもたちも安心して歯の治療が受けられます(撮影:2023年11月20日 ウクライナ・ハルキウ)

ニーズはさまざまで、ほかにも多数の病院も支援を必要としています。ADRAでは皆さまからの温かいご支援を活用し、他の病院でも患者の治療に必要な医療機器を購入する予定です。

このような活動ができるのも皆様からの温かいご支援のおかげです。心から感謝申し上げます。引き続き温かいご支援をお願いします。

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