「スーパーヒーローズ・スクール」の子どもたちにぬくもりを届けました

ポルタヴァにて

ADRAの活動をいつも応援してくださる皆さま、どうもありがとうございます。12月には、クリスマスギフトとしてたくさんのご寄付をいただき、心より感謝申し上げます。皆さまの温かいご支援のおかげで、ウクライナ国内やスロバキアに避難しているウクライナの子どもたちはクリスマスの楽しい雰囲気を感じながら、笑顔でお祝いすることができました。今回はウクライナ国内に届いたクリスマスギフトについてご報告いたします。

ウクライナのキーウ、ジトーミル、ポルタヴァ、リヴィウ、ドニプロ、ハルキウ、フリメニツキーなどの都市にある「スーパーヒーローズ・スクール」という10か所の教育センターで、クリスマスイベントが開催されました。この「スーパーヒーローズ・スクール」とは、病院内に設置された教育センターです。今回のイベントは、病気と闘いながらも学び続ける子どもたち、いわゆる「若きスーパーヒーロー」たちを応援するものでした。ADRAからのクリスマスギフトは、この日の活動の中で1,200人の子どもたちに届けられました。

イベントのメインプログラムとして開催された「Світ емоцій:スヴィト エモツィイ」(感情の世界)では、子どもたちが多くのストレスを抱える中、特に空襲に対する不安や、病気の治療中の感情について学びました。ADRAの心理学者や弁護士などの専門家、ファシリテーターなどがイベントに参加し、子どもたちをサポートしています。

ハルキウにて

イベント内で配られたADRAからの贈り物は、子どもたちにとって大きな意味を持つものでした。

贈り物の一部は、子どもたちの日常生活に欠かせないものです。寒い日でも温かさを保つために必要な「防寒ウェア」、自宅で作った料理を便利に持ち運べる「ランチボックス」、そして学習に役立つ「ノート、ペン、鉛筆」など、これらの贈り物は子どもたちにとって大きな支えとなりました。これらのアイテムは、寒い冬から子どもたちを守り、どんな状況でも学び続ける力を与え、また世界中からの支援が届いていることを子どもたちに感じさせてくれるものでした。

イベントに参加した専門家たちによると、この日は単なるイベントではなく、子どもたちにとって「団結と創造性を育み、そして心から笑顔になれる本当のお祝いの日」だったとのことです。

「スーパーヒーロー(子どもたち)一人ひとりが、自分たちが大切で特別な存在だと感じることができた日でした。これらの教育センターでは、知識だけでなく、私たちの心の温もりも届けることがどれほど重要かを再認識しました」と、ADRAチームの代表者は語っています。

このような支援活動を通じて、ADRAはウクライナの子どもたちに希望と励ましを届けています。病気と戦いながらも学び続け、心身ともに成長できるよう、今後も取り組みを続けていきます。一人ひとりの状況に配慮することができるのも、皆さまからの温かいご理解と応援のおかげです。今後ともご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

(ウクライナ事業担当:ディナラ アビブッラエヴァ)

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