狭かった視野とこれから|スロバキア出張記#7(最終回)

こんにちは、ADRAの永井温子です。
7日間のスロバキア出張記、いよいよ最終回となりました。今回の出張を振り返りながら、今後の支援について考えたことをお伝えしたいと思います。

スロバキアでの1週間を通じて、私の心の中に大きな変化がありました。これまでは、ウクライナ国内で被害を受けた地域に必要な支援をどう届けるかに意識が集中したのです。しかし今回、避難を余儀なくされた人々が抱える心の痛みにも、より深く寄り添う必要があると感じました。

安心して帰れない現実を突きつけられることや、自分だけ安全な場所にいることへの罪悪感。その困難や苦しみをどう受け止め、支えることができるか。スロバキアでの人々との出会いは、この問いを私に投げかけていました。

また、スロバキアの建物に備わる暖房システムの温かさを肌で感じるたびに、ウクライナの現状を思わずにはいられませんでした。外の厳しい寒さの中でも、建物の中は快適で、「朝寒くて布団から出られない」という日が一日もなかったほど。けれども、同様の暖房システムが主流なウクライナでは、その暖房システムが破壊され、窓やドアが壊れた建物で多くの人が寒さと戦っています。

現在、ウクライナで進められている燃料配付が、1日でも早く、そして一人でも多くの人に届くことを願っています。そのためには、私たち一人ひとりの支えが欠かせません。

具体的なご協力のお願い

ウクライナの方々を支えるために、以下の方法でのご協力をお願いしています。

クラウドファンディング
今年の越冬支援やクリスマスギフトの費用を集めるためのプロジェクトです。好きな金額で参加いただけます。残り1週間の挑戦に、ぜひご協力ください。クリスマスギフトは、スロバキアに避難している子どもたちだけでなく、ウクライナ国内の子どもたちのもとにも届きます。

クラウドファンディングに参加する⇒https://congrant.com/project/ADRAJapan/14445?spt_route=EnQf6p7TNoU2Ssoe

継続的な寄付
毎月1,000円から支援を続けることができます。たとえ明日、戦争が終結しても、日常を取り戻すまでの支援が必要です。戦争が長引く中、「支援がいつ途絶えるかわからない」という不安だけでもなくすことができたらと思い、継続寄付の呼びかけをさせていただきます。終了時期は今後状況をみてご案内させていただきます。

継続寄付を始める⇒https://congrant.com/project/ADRAJapan/4601?spt_route=EnQf6p7TNoU2Ssoe

戦争の影響に苦しむ人々が、少しでも安心して過ごせる日々を取り戻せるように。このスロバキア出張記シリーズを通じて感じたことや、共感していただけたことがあれば、ぜひ行動につなげていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!助けを必要とする人は、ウクライナだけではないのですが、この7日間ブログを通じて、皆さまと共にウクライナの方々に思いを寄せられましたことを感謝いたします。

ADRA Japan 永井温子

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