世界120か国に支部を持つADRAは、2023年2月6日にトルコ南部、シリア国境近くで発生したマグニチュード7.8の地震の被害にあわれた方々への人道支援を続けています。
去る8月、新たにカナダやスイスのスタッフが現地入りし、シリアの現地スタッフと共に、復興のための現地調査を行いました。
被災地の“今”を自分の足で歩き、地震の被害を受けた方と直接会話することで、気付きがあるーーADRAは、そのような姿勢で活動しています。
シリアで配付した食料や、貯蓄された穀物がどのような効果を生んでいるか、どの程度それが足りているのか、衛生キットの提供いかなる地区から行うべきか、を確認し、かつ、避難所の様子を目にしました。
そして、シリア内8か所の避難所で暮らす人々に、水、食料、オムツ(大人用・子ども用)、クリーニングキットを配り、雇用も生もうと、11人の現地の方を避難所の清掃係として契約しました。さらには、11,000人が利用できるポンプ場を再建しています。
加えて、私たちが着手しているのが、地震によって破壊された学校の改修工事です。7月より、複数の学校を修復しました。
使える状態になかったトイレも清潔に保ち、利用する方々に喜ばれています。
ADRAは、常々現地のニーズに基づいて活動しています。活動ができるのもご寄付をお寄せくださる皆さまのおかげです。今後も、皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。