トルコ・シリア大地震の発生から、ちょうど1か月になります。
地震が起きた直後から、アドラはシリア国内で特に大きな被害があったアレッポとラタキアを中心に、被災された方、一人ひとりに寄り添う支援を続けています。
今日は、ラタキアでアドラの支援を受けている8歳のアダムくんのお話を紹介します。
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地震が起こったとき、僕は妹と寝ていました。
お母さんがすごい勢いで起こしに来て、「すぐに家を出るよ!」と言いました。
家は右に左に大きく揺れていて、雷と雨の音がしました。
僕たちはとても怖くて家の外に飛び出しました。
通りにはたくさんの人がいました。
なにが起きているのかよくわからなくて僕の頭の中は混乱していました。
雨にも濡れて、とても寒かったです。
しばらくして地震の揺れは落ち着きましたが、僕も妹もまだ怖かったので家には入りたくありませんでした。
お父さんも、家の中に戻るのは安全ではないと言い、親戚の家に行くことになりました。
それからずっと、僕たちは親戚の家で暮らしています。
家にはたくさんの人がいるのであんまり食べ物がありません。
僕は学校へ戻りたいし、友達と遊んでいた毎日が恋しいです。
大好きな家にも早く帰りたいです。
でも、いつになったら帰れるのか誰も教えてくれません。
いつもいつも、食べ物が足りないんじゃないかと心配するのも悲しかったです。
けれど今は、アドラからの食料セットのおかげで、家族みんなの食べ物が足りないんじゃないかという心配をすることなく、
安心してご飯を食べることができます。
それがとても嬉しいです。
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二人の笑顔を見れたとき、私たちもとてもうれしくなりました。
そしてこの笑顔は、私たちの活動に賛同し、活動のためのご寄付をしてくださる皆さまに向けられたものでもあります。
アダムくんや妹さんがみせてくれたような明るい笑顔をこれからも増やしていけるよう、アドラは今後も活動を続けてまいります。
活動を支えてくださっている皆さまに心より感謝いたします。
(文責:広報担当 永井温子)
皆さまからの温かいご寄付をお待ちしております。
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