2月6日未明、シリア国境に近いトルコ南東部でマグニチュード7.8の大きな地震が発生しました。
この地震は、シリアとトルコに大きな被害をもたらしました。
シリアでは7,000人以上の方が犠牲になり、今でも多くの方が避難生活を余儀なくされています。
アドラは、震災直後からシリアの中でも特に被害の大きかったアレッポとラタキア、そしてハマで食料の配付や避難所の整備など人々に寄り添う支援に取り組んでいます。
今回のブログではアレッポの避難所での食料配付で出会った38歳の男性、アハマッド・アル・シークさんをご紹介します。
アハマッドさんはアレッポのブスタン・アルカスル地区で、家族4人で暮らしていました。
6年前の戦争で大きな怪我を負って以来、足は不自由になってしまいましたが、家族で支え合って生活していました。
大地震の朝、揺れを感じたアハマッドさんは家族とともに家を飛び出しました。
外はかなり冷え込んでいて、寒さに耐えられず、近くのイエヒア・ハラニ小学校に避難しました。
避難所で、アハマッドさんは私たちにこう話してくれました。
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ここでは様々な支援物資がもらえました。
今日アドラから受け取った食料セットには、パン、水、缶詰のほかに、ウェットティッシュなどの衛生用品も入っていました。
アドラの皆さんは被災した自分たちに寄り添ってくれて心の寄りどころとなってくれています。
おかげで、子どもたちにも笑顔が戻ってきました。
ここにいると安全で、アドラの皆さんの存在が、自分たちの人生もまだどうにかなると思えるようになりました。
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アハマッドさんは、今回の地震で被災した方のために支援をしてくれているすべての人へ感謝を述べるとともに、アドラの活動に感謝し、皆さんの安全をお祈りしていますと気遣いのある声もかけてくれました。
私たちが今シリアで、アハマッドさんのように地震で被災し、希望を失いかけていた方々に寄り添う支援を届けることができるのは皆さまの温かいご支援のおかげです。
心より感謝いたします。
(文責:広報担当 永井温子)
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