アベドさん ガザ地区出身65歳の男性

　今回、人道支援を必要とするパレスチ自治区ガザ地区出身のアベドさん65歳を紹介します。

2023年10月7日以降、アベドさんの人生は一変しました。 彼には25人の大家族がいます、8名の子どもたちがそれぞれ大学を優秀な成績で卒業したアベド家ですが、彼の家族は常に避難と喪失感に見舞われています。彼と家族は、想像を絶する困難に直面し8度も避難所を移動しなければなりませんでした。心臓病を患い、生活必需品にも事欠く状況に置かれながらもアベドさんの生きることへの決意は決して揺らぐことはありませんでした。

「もう限界だ。あきらめて運命に身を委ねようと思う人もいるでしょう。でも、私は自分自身と子供たちに、『私たちは前進しなればならない』と言い続けているのです！」

悲しいことに、アベドさんはこの混乱で3人の孫を亡くしました。それでも、家族がもう一度一緒に生活できる明るい未来を望んでいます。

ADRA の支援は、栄養価の高い温かい食事を提供することが、今や、彼らの生命線となっています。

アベドさんは感謝の意を次のように話してくれました。

「温かい食事をありがとうございます。こうした助けがなかったら、私たちはどうなっていたかわかりません。」

アベドさんの姿は、逆境に直面した人間の精神力と回復力を象徴しています。ADRAは、これからも彼らのような家族を思いやり、平和を祈り続けていきます。

引き続き皆様の温かい支援をよろしくお願いします。