7月24日、フィリピン、マニラ近郊を超大型台風のカリーナが襲いました。地元メディアである『philstar』は現地時間7月30日に、この台風の影響で39名が命を奪われ、被害に遭われた方が480万人を超えると報じました。
30日の時点で確認された被災者の数は483万9,002人。10万8,083人が避難所で生活しています。また、最も多くの人々が影響を受けた場所が中部に位置するルソン島で、300万人以上が犠牲となりました。農民と漁民の被害者数は、現在23,580人となっています。仕事を失った彼らが、元の暮らしを取り戻すのは、並大抵のことではありません。
ADRAは、台風カリーナがフィリピンのさまざまな地域に計り知れないダメージをもたらしたことを認識し、緊急支援が必要であると理解しています。現在、緊急対応チームが被災地に入り、情報を可能な限り収集し、対策を講じています。
今、わたしたちに出来ることは何か。現地のニーズに基づいた活動を目指しているADRAは、台風カリーナで窮地に立たされたフィリピンの方々と寄り添うために、最大の努力をしたいと考えています。