子どもたちに教育を

国連が発表したデータによると、今日、学校に通えない難民の子どもは700万人以上になるそうです。

教育とは、未来を司る若年層にとって、なくてはならないものだと私たちは感じています。

難民への教育とは少し毛色が異なりますが、ADRA Japanは近年、アフリカ南部のジンバブエで校舎や教員の住宅を建設してきました。約1年を費やし、人口およそ25万人が住むゴクウェ・ノース地区の3つの小学校に1棟ずつ、校舎を建てました。

この地域の主産業は綿花作りで幼い労働力を必要とするため、学業を捨てざるを得ないケースが頻繁に見られます。加えて校舎自体も茅葺屋根と丸太の簡素な造りで、木の下や草むらで授業が行われていました。雨が降ったら休講となってしまうのも、やむを得ないことでした。

しかし、建築物の完成により、教師陣が常駐し、授業の準備はもちろん、独自でテキストを作ることや研究が可能となりました。教師も児童もモチベーションが上がったという嬉しい報告を受けております。

また、人口約4万6千人の小さなコミュニティ、ニャミニャミ地区にも、3つの小学校に校舎を1棟ずつ作りました。築かれていく学び舎を目にしながら、砂や砂利を運ぶ現地の人々の顔が、みるみるうちに明るくなっていく様子が記憶に残っています。

また、ADRA Japanは「特別教室」にも力を注いでいます。様々な理由で学校に通えなくなった子どもたちに、学ぶ機会を提供する活動です。学習レベルを2つに分け、放課後に補習事業を展開しながら、自分のペースで学んでいってほしいという願いで続けています。

教育こそが、未来を築くという信念は揺らぎません。

世界120か国に支部を持つADRAは、災害や紛争後に子どもたちが教育を受けられるよう、サポートを続けて参ります。

皆さまの温かいご支援は、彼らに半永久的な教室、学校教材、心理社会的サポートを提供することができます。今後ともよろしくお願いいたします。

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