石川県七尾市内でカフェを開催。スタッフがみて感じたもの【能登半島地震被災者支援第16報】

いつも温かいご支援をありがとうございます。

こんにちは。ウズベキスタン出身のディナラと申します。日本の大学で修士課程を修了後、今年の5月からADRAで働いています。ADRAは能登半島地震で被災された方々への支援を続けています。

6月に私も石川県七尾市に行き、21日に和倉コミュニティーセンター、22日に矢田郷コミュニティーセンターでカフェを開催しました。私は地震で大きな被害を受けた場所を訪れるのは今回が初めてでした。

日本に来る前から、日本人の精神的な強さと、自然がもたらすあらゆる困難に直面しても強く生きようとする姿勢に感銘を受けていました。今回、能登を訪れて被災された方々とお話しする機会があり、美しい能登半島で日常の生活に戻り、再び幸せに暮らしたいという彼らの強い願いに気づきました。

七尾市に到着した時、まだ多くの家屋や道路が破壊され、インフラも完全には機能しておらず、以前の生活に戻るにはまだまだやるべきことがたくさんあることを目の当たりにしました。しかし、カフェを開いた2日間、そして住民の方と直接お話ししたときには、彼らの明るい笑顔と、日々小さな目標を見つけ、ひたむきに頑張る姿がとても印象的でした。

特に、地震が起きた瞬間に何をしていたのか、どのように安全な場所に避難したのか、その後の生活がどのように変わったのか、といった話を聞かせてくれた人もいました。そのようなお話を聞いた後、皆さんに飲み物を提供することで、ささやかな安らぎを提供できたことがとても嬉しかったです。

被災者の一人は、「最近、いろいろなことがあって、なかなかゆっくりする機会がなかった。些細なことかもしれませんが、私たちにとって大きな意味を持つ行動であり、すべてがうまくいく前兆なのです」とおっしゃいました。

ADRA Japanは、これからもミッションに掲げている「人間の尊厳の回復と維持」を目指し、現地のニーズに応えてまいります。皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。よろしくお願いいたします。

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