1月1日の能登半島地震発生から半年が経ちました。
ADRA Japanでは、石川県穴水町で、水道が使えないお宅の応急修理対応や、通常のボランティアの方では対応が困難な作業に対する専門性をもったボランティアの派遣、仮設住宅等に入られる方々へ家電の寄贈などを行っています。
今回は、家電の寄贈支援についてご報告します。
穴水町内で建設型仮設住宅やみなし仮設住宅等に入居予定の方は合計約650世帯です。石川県からは洗濯機、冷蔵庫、テレビの3点が支給されることになったため、ADRAは、そのほかの家電12品目のリストを作り、各世帯に希望を確認しながら3~4点を配付し、人々の生活再建を支えます。
下の写真の方は今回支援を受けられた方々です。
生活に必要な備品が少しずつそろい、安心された様子でした。
こちらの女性も炊飯器などを受け取り、「色々お金がかかるからね。こうやって炊飯器とかもらえるのはとっても助かるの。お米が炊けるからね。料理もできるし。いろんな人が助けてくれて…本当にありがとうございます」と、嬉しそうに話してくれました。
別の70代女性は、「待ち焦がれてました。もういつ届くのかなーって思っていたけど、きてよかった。色々とお金がかかるから本当に助かります。ありがとうございます。これお礼に持って行ってください」そう言うと、とても美しい手作りの蓮のパッチワークをくださいました。大切に、穴水町の事務所に飾らせていただいています。
私たちは、配達日が決まってから一人ひとりにお電話をさしあげることがあるのですが、その際にもたくさんの「ありがとう」というお言葉をいただきます。
「これでご飯が炊けるもんね!ありがとうございます」
「いろいろ揃える物があるから本当に助かります。ありがとうね」
最善を尽くしていますが、申し込まれてからお届けするまでの時間がかかり、お待たせすることもありました。にも関わらず、皆さん根気強く待っていただきました。ありがとうございます。
仮設住宅への入居は順次進んでいますが、これからの方もいらっしゃいます。
引き続き、支援を継続していきます。
(執筆:国内事業課)
※この活動は、(特活)ジャパン・プラットフォームの助成を受けて実施しています。