各地に浸水被害や土砂災害をもたらした台風2号からの復旧支援がはじまっています。
道路の冠水や住宅の浸水、土砂災害など、台風2号は各地に爪痕を残しました。1995年から国内の災害被災者支援にも力を入れている国際NGOアドラ・ジャパンは、今回の台風2号発生に際しても迅速に支援に動いています。
認定NPO法人ADRA Japan (アドラ・ジャパン、 所在地:東京都渋⾕区神宮前1-11-1 理事長:柴⽥俊生)は、台風2号の襲来前から状況を注視し、6月2日からは、各地の被害状況や支援団体の動きなどに関する情報収集に努め、支援の調整に取り組んできました。
6月4日には、住宅に浸水被害のあった静岡県磐田市からの要請を受け、現地との調整のもと、掃除用のぞうきん300枚を発送しました。このぞうきんは、水害からの復旧用にADRAが「ちくちくボランティア」というぞうきんを縫うボランティアを呼びかけ備蓄していたぞうきんです。吸水のよい古タオルで厚めに作っており、水に浸かってしまった家をきれいにする作業に適しています。
6月4日に発送した300枚のぞうきん
ちくちくボランティアの方による「ファイト」の文字入りぞうきん
また6月5日には、大きな被害がでていて支援を必要としている茨城県取手市に国内災害担当のスタッフを派遣し、県内の団体の方と協働で現地調査にあたっています。現地では、床上・床下浸水によって多くの方が、家の復旧作業に手助けを必要としていることや、車を失ってしまった方への生活支援の必要性などが浮き彫りになりました。
今後も、現地での調整のもと、水害によって突然被災し、家や家財道具、車などへの被害とともに辛い思いをされた方々に寄り添い、必要な支援を届けてまいります。
詳しい活動報告は、ADRA Japan公式サイトのブログにて掲載しています。
この度の台風により被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。被災された方々に寄り添う活動を支えてくださる皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
■■■認定NPO法人 アドラ・ジャパンについて■■■
アドラ・ジャパン(ADRA Japan)は、世界中約120ヶ国に支部を持つ世界最大規模の国際NGO、ADRAの日本支部です。各国ADRA支部や国連等のパートナー団体と連携し、「ひとつの命から世界を変える」をモットーに人種・宗教・政治の区別なく、紛争や自然災害の被災地また途上国において、一人ひとりに寄り添い、自立を助ける支援に取り組んでいます。