平穏な生活を奪われてしまった方々に人道支援を届けます|国際NGOアドラ(ADRA)
国際NGOアドラ(ADRA: Adventist Development &Relief Agency 本部:アメリカ・メリーランド州、以下アドラ)は、アドラ・ウクライナ支部(ADRA Ukrine、以下、ウクライナ支部)を中心に、ウクライナ緊急支援をスタートします。
不安定な状況が続いていたウクライナ情勢ですが、ロシア軍による攻撃がはじまり、最悪なシナリオが現実となってしまいました。国際NGO・アドラは1993年よりウクライナ国内で人道支援に取り組んでいますが、今起こっている最大の人道危機を前に、皆さまのご支援を必要としています。
2月24日の時点で、ウクライナ東部のドネツク州・ルハンスク州では砲撃により何千万人もの方々が水や食料、シェルター、防寒用具など、命に係わる支援を必要とする状況になりました。同日、首都キエフ郊外でも攻撃がはじまり、避難のために家を離れ行き場をなくしてしまった方々も大勢出ています。
アドラはこれまで、ウクライナにおいて寒い季節を乗り切るための越冬支援や安全な飲料水の提供、住宅や学校、病院などの復旧支援、心に傷を負った方の心理的サポートなど、100万人以上の方に寄り添ってきた支援実績があり、今回の状況の中でもウクライナ政府から複数分野での支援要請を受け、すでに支援に必要な調査や調整に動いています。
アドラは、ウクライナ国内に複数の拠点を持っており、また数百人のボランティアを動員できるネットワークにも支えられて活動をしています。
24日の時点では、ウクライナ国内の銀行やマーケットは通常どおり動いてましたが、25日、ATMが止まり人々は現金を引き出すことができなくなったという情報がはいっています。ADRAは、販売業者などと話し合い、現金と同じように食料や水を購入できるバウチャー券を準備し、支援を必要としている人々に配布する準備を進めています。
また国外に難民として逃れる人も今後増加すると予想されます。アドラは、ポーランドやハンガリー、スロベニアなどのアドラネットワークとも連携し、難民として国外に逃れた人々の支援を迅速にスタートできるよう準備を進めています。
また、状況がさらに悪化した場合にも支援を継続できるよう、戦火に巻き込まれる可能性の低い地域にある倉庫に、支援物資を備蓄し、必要な方に届けてまいります。
今後必要になると考えらえる支援は以下の通りです。
・水や食料、生活必需品の配付
・現金または必要物資と交換できるバウチャーの配付
・避難のための移動手段や燃料の提供
・寒さをしのぐための支援
・避難所や仮の住居となるシェルター支援
・国外に逃れ難民となった方の支援
・そのほか現地のニーズに応じた支援
今、これまで以上に困難な状況に直面しているウクライナの人々に、
皆さまのご支援をお願いいたします。
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