温かいご支援をありがとうございます。
前回の活動報告では、被害の全容についてご報告をしていますが、さらに医療現場も大きな打撃を受けていることが明らかになりました。
11月3日以降、少なくとも子どもを含む12名の方が、寒さによる疾病で尊い命を落としています。
現地では、気温の急降下による体調不良を訴える人々が増加しており、病院の受診希望者は10倍に増えていますが、被災した施設では薬も足りず、対応しきれていません。
6万人以上の人々が厳しい寒さにさらされており、避難所や防寒用品の提供、医療支援が求められています。
ADRAはすでに計1,000のシェルターキットを配付しており、他の団体による支援も含めると、シェルター用の防水シートは合計22,279枚配付されています。また、ネパール政府からはシェルターを建てるための費用として現金給付の支援も行われています。
ですが、まだまだこれから寒くなる時期であるにもかかわらず、寒さによる病気の悪化と、医療が追い付かない状況が発生し、死者も出てしまっている中で、より包括的な支援の必要性が浮き彫りになっています。
特に、一人ひとりに届く防寒具の配付と、医療インフラの回復が、1人でも多くの命を守るためにも重要だと考えています。
十分な資金が集まり、この活動に取り組むことできれば、合計1.1万人以上の人の命を守れる可能性があります。活動の内訳は以下の通りです。
・防寒具の配付 500世帯(1家族平均3人として1500人)
・医療資材の支援 1200人(8か所の避難所の合計)
・医療インフラの回復 8640人/年(2か所の施設の合計)
ADRAは世界のネットワークを通して支援を呼びかけていますが、まだ必要金額の4分の1しか集まっておりません。1人でも多くの尊い命を守るため、引き続き皆さまのお力をお寄せいただけましたら大変ありがたいです。
ご支援をよろしくお願いします。