現金給付が始まりました。皆さまのご支援が、笑顔につながっています【ミャンマー地震】

3月28日に発生したマグニチュード7.7の地震により、大きな被害を受けたミャンマー。困難な状況が続くなか、皆さまのあたたかいご支援のおかげで、現地では少しずつですが支援活動が前進しています。

ADRAは、被害の大きかった地域にチームを派遣し、住民の声を丁寧に聞き取りました。その結果、多くの人々が「自分たちに本当に必要なものを、自分で選べる支援」を望んでいることがわかりました。

この声を受けて、ADRAは4月3日より、マンダレー、サガイン、ネピドーの3地域で、支援がまだ届いていない世帯を対象に、現金給付を開始しました。4月7日までに、574世帯への給付を終え、11日までにさらに709世帯への支援を予定しています。

これまで、倒壊した家々や焼け野原の町、シートを広げた下で不安そうに過ごす人々の写真や映像が多く届いていました。そのような中、今回の活動によって、初めて笑顔の写真が届きました。

写真フォルダーを開くと、最初の1枚目から、満面の笑みを浮かべる方々の写真が目に飛び込んできました。明るい表情で、一瞬、被災地から届いた写真であることを忘れてしまうほどでした。皆さまのご寄付が、このように笑顔の瞬間を生み出す支援につながっています。心より感謝申し上げます。

2025年4月5日 撮影場所:ミャンマー地震被災地
2025年4月5日 撮影場所:ミャンマー地震被災地
2025年4月5日 撮影場所:ミャンマー地震被災地

現地の状況は、地域や家庭によって異なります。避難場所を確保し、安心して眠れるためのシェルターキットの要請が強い地域もあれば、水へのアクセスを最優先に求めている地域もあります。食料が必要な家庭があれば、調理器具を求めている方もいます。

現金給付という、それぞれの状況に応じて手にするものを選べる支援の方法により、人々に、今の困難を乗り越える力を届けることができます。

今もなお、多くの人が屋外や寺院、学校の敷地での生活を余儀なくされています。一部の地域では雨季が始まり、シェルターのニーズが急増しています。加えて、安全な飲み水の確保や衛生環境、心のケア、子どもたちの学びの中断など、解決すべき課題は山積みです。ADRAでは1日2回の定期ミーティングで現場からの報告を共有し、迅速かつ柔軟に対応を進めています。

今回の地震への初期対応のため、ADRAは世界中で50万ドル(約7,500万円)の募金目標を掲げています。すでに、オーストラリア、チェコ、オーストリア、ノルウェー、ニュージーランド、デンマーク、韓国、オランダ、ポルトガル、スウェーデンなどが、5,000ドル~63,000ドル相当の支援を約束し、目標の約40%が集まりました。

日本からの支援も、確実に現地につながっています。皆さまの一人ひとりの思いやりが、国境を越えて、ミャンマーの人々の希望となっています。昨夜の4月7日、世界中から50名以上が参加した、ADRAオンライン会議の最後は、ミャンマーのスタッフからの感謝の言葉で締めくくられました。

引き続きのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

ADRA Japan ミャンマー緊急募金フォーム
https://congrant.com/project/ADRAJapan/16875/form/step1

PayPayも使える Yahoo!ネット募金 ADRA Japanミャンマー緊急募金
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5186039

目標金額100万円のクラウドファンディング READYFOR ADRA Japanミャンマー緊急募金
https://readyfor.jp/projects/ADRAJapan-myanmar

社内募金やポスターなどのご要望がございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡をいただけますと幸いです。皆さまのご協力に心より感謝申し上げます。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
目次