ADRAロゴのカラー【ロゴの色「ADRAグリーン」について考える④】

ADRAのコーポレートカラーはグリーンです、私たちはこの色をADRAグリーンと呼んでいます。

この度、リレー形式でADRAグリーンについて各スタッフがイメージしたことをお伝えいたします。

スタッフによるADRAグリーンリレー、ぜひお楽しみください。

ADRAロゴのカラーはなぜ深みがかった緑なのか。この一件シンプルな質問に明確に答えることができる人は私が知る限りいない。これまで広報資料を制作する度にADRAのロゴを使っていた一番古株のスタッフでさえ答えることができなかったからだ。

 一般的に国際協力を担う有名な団体はユニセフや赤十字社だろう。彼らのロゴカラーは、ユニセフを含む国連だと青、赤十字社だと赤だ。他の国際協力団体も同じような色を使ったり、もしくは他の色と合わせたカラーを使ったりする。そのような中、ADRAのロゴカラーは深みがかったグリーンだ。私の知る限り、このカラーを一色しか使わない団体は他にはない。

 グリーンにはどのような意味が込められているのだろうか。PhotoshopやIllustratorといったクリエイティブ活動に役立つ製品を提供するAdobeはこう定義している。

 「グリーンは、自然やポジティブな気持ちを連想させ、調和、成長、安全、成功といった感覚を呼び起こします。 また、見る人を落ち着かせ、安心と快適さを感じさせる色でもあります。」(「グリーンという色が持つ意味 」より)

ここでADRAのロゴがなぜグリーンなのか妙に腑に落ちた。緑がないと、人間は不安になるのだ。私は昔、アフリカの南スーダンに出張で赴いたことがあるが、水も流れず草が一本も生えていない不毛な地を見た。そこには「希望」というものが感じられなかった。車で移動していたが、もし事故に遭って車が止まったりしたらと思うと、ぞっとしたものだ。緑があるということは、水がある証拠であり、水があるということは人間が生きる希望を見いだせるのだ。

 つまり、ADRAのグリーンを身にまとい、支援を実施するということは、現地の人に希望を与え、心を落ちつかせ、安心させる色なのだ。ADRAグリーンがその地に旗を立てている限り、希望を届けることができる証になる。

その色を身にまとうことに、私は誇りを感じる。(石橋和博)

お読みいただきありがとうございます。

今回の記事はいかがでしたか?

ADRAはこのグリーンカラーのロゴと共に、寄り添った支援を各地域で実施していきます。

引き続き、温かいご支援をお願いいたします。

 

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