浸水から3週間: 取手市双葉団地の今

6月2日に台風2号の影響で記録的な大雨がふり、茨城県取手市の双葉団地で内水氾濫が発生してから3週間が経過しました。

浸水してしまった家が約600件にのぼり、被災した住民さんたちは今日も片付けなどを継続しています。

浸水したお宅から出された災害ゴミ

ADRAは発災2日後にスタッフを派遣し、自治会での対応のお手伝いをしています。

また、これまで雑巾チクチクボランティアでたくさんの方に準備していただいた雑巾を950枚とどけ、浸水したお宅の清掃に役立てて頂きました。

チクボラの雑巾を受け取った自治会の副会長さん

浸水被害のために調理器具が使えなくなったり、片付けで疲れてしまい食事を作れないお宅が多数見受けられました。

そこでADRAは、「SEMA」という民間企業と市民団体(CSO)が連携して被災地支援を行う仕組みを利用して、フリーズドライのお味噌汁やスープ、野菜ジュース、ゼリー飲料を無料提供して頂きました。

また、以前から災害被災地支援のときに、菜食のレトルト食品をご提供いただいている三育フーズ(株)様からは、そのままでも食べられる大豆ミートハンバーグなどを寄付して頂きました。

SEMA経由でいただいた食品:
野菜ジュース(KIRIN様)、あさげシリーズ(永谷園様)、
スープセット(千趣会様)、緑効青汁スポーツ(アサヒ緑健様)
三育フーズからの食品:
大豆ミートのハンバーグ・ミートボール・レトルト
寄付頂いた食品・飲料を袋詰めしている様子

「こんなに頂いていいの? 助かるなぁ」

「へえ、大豆ミートのハンバーグ!? 健康にも良さそうだね」

と食品を受け取られた住民さんからは喜びの反応を頂いています。

6月21日の夜には住民自治会と関係者が集まって情報共有会議が開かれました。

6月21日夜の情報共有会議の様子

双葉団地では高齢化が進んでおり、独居世帯も多く様々な課題があることが確認されました。

ADRAは今後、足湯やお茶会など、住民の皆さんが安心して集まり、ホッとリラックスできるような場を作っていくほか、必要に応じたお手伝いをしていきます。

皆さまの温かいご支援により活動できますことを心より感謝申し上げます。


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(執筆:国内事業課)

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