9月21日から続く秋雨前線による大雨の影響で、奥能登地域で甚大な被害が発生しました。能登半島地震で被災された方々にとっては、ようやく少し先の見通しが立ってきたところで再度の被災になり、非常に厳しい状況です。
穴水町にいるADRAスタッフは、21日の夜間も状況を注視しながら22日の朝を迎えました。
同町内では土砂崩れが発生。一部の集落が孤立状態となり、住民の皆さんは不安な時間を過ごされましたが、早い段階で道路は通行できるようになり、孤立は解消されました。ただ、27日現在では町道の一部がまだ通行止めとなっています。当時は一時浸水しかけた仮設住宅もありました。
珠洲市では、地震のあと仮復旧していた水道が、大雨による洪水で橋と一緒に流されしまい、ほぼ全域が断水することになってしまいました。
22日、穴水町に常駐しているADRAスタッフから、珠洲市で活動しているピース・ウィンズ・ジャパンさんに水ペットボトル100箱を届け、23日以降断水している世帯に届けてもらっています。100箱の内25箱は穴水町で連携している レスキューストックヤードさんからご提供いただいたものです。
また、23日、25日、27日の3日に分けて、合計5,200枚の雑巾を輪島市のために発送しました。こちらもピースボート災害支援センター等の連携団体を通してお渡ししています。雑巾は、ちくちくボランティアに参加いただいた皆さまに縫っていただき、災害に備えて保管していたものです。
さまざまな繫がりで早い復旧に向かうよう支援しています。
受け付けを一時停止していたちくちくボランティアも再開しました。ご関心のある方は以下をご確認いただき、事前のご登録をお願いいたします。
引き続き、必要とされる支援を届けてまいります。
(執筆:国内事業課)