【ウクライナ】平穏な生活を奪われてしまった方々に人道支援を
2022年2月24日以降、ウクライナの人々の平穏が奪われてしまってから、依然として戦火は収まりません。
世界120カ国にネットワークを持つADRAグループは、2月24日前から戦況が悪化するという情報を得ていました。即、支援準備に取りかかり、ネットワークでの対応を始めました。具体的には世界中のADRA支部間で連絡を取り合い、Emergency Response Team(緊急支援チーム)をウクライナ国内と周辺国に派遣し支援体制を確立しました。
日本、韓国、台湾、オーストラリア、ベルギー、チェコ、フランス、オーストリア、英国、スペイン、スウェーデン、スイス、デンマーク、オランダ、ノルウェー、スロバキア、アメリカ、カナダなどが一丸となって輔翼事業を計画し、それを元に担当者を現地に派遣して実施、調整を行いました。食料、衛生用品、薬の配布、現金給付、避難場所の確保、そして安全な場所や医療機関への移動、心のケアに至るまで、ウクライナ国内のほぼ全域で支援活動を展開しました。危機の深刻化からおよそ9カ月間で、9,935トンの食糧を411万人の方に配付しました。
国外へ脱出する方々のサポートや、避難途中地点での食事の提供、ポーランド、ハンガリー、ルーマニア、モルドバなど、ウクライナの周辺国での受け入れ作業を、それぞれの国のADRAのメンバーが対応しました。
私たちADRAは、世界各国において、今なお著しく損なわれている人間としての尊厳の回復と維持を回復することをポリシーの一つに掲げています。どの活動も、人と人との命をつなぎ、笑顔を取り戻すために必要な行状だと信じております。
2022年末からはマイナス20度まで気温が下がるウクライナで冬を乗り越えるため、暖をとれる空間を設置し、オーブン、練炭、発電機などを現地に贈呈しました。さらに、複雑な外傷や火傷を負った方の傷の回復を促進させるVAC療法(日本語では陰圧閉鎖療法と呼ばれるものです)器を、合計8台、ウクライナの病院に寄贈しました。
戦闘の続くウクライナでは、重傷を負った方や火傷に見舞われた方が頻繁に病院を訪れます。陰圧閉鎖療器は、被害に遭われた方の傷口を創傷洗浄し、スポンジ状の黒いフォーム材を損傷部位の大きさに合わせて切って乗せた後、傷全体を覆うように透明な粘着フィルムを張り付け、その一部に穴をあけて連結チューブから吸引する最先端の治療法です。包帯の交換回数を減らすことも可能となります。 戒厳令が敷かれ、物資の調達もままならないウクライナにおいて、この医療機器を購入することはほとんど不可能であるため、今回の支援は大変重要なものとなっています。
ご支援をいただきました企業様
最近の活動
ウクライナの人々が現在必要としている支援、そして今後必要となる支援は以下の通りです。
・水や食料、生活必需品の配付
・現金または必要物資と交換できるバウチャーの配付
・避難のための移動手段や燃料の提供
・寒さをしのぐための支援
・避難所や仮の住居となるシェルター支援
・国外に逃れ難民となった方の支援
・トラウマを受けた方々の心的サポート
今、かつてないほど困難な状況に直面しているウクライナの人々に、 皆さまのご支援をお願いいたします。皆さまからお預かりするご寄付は、ウクライナ緊急支援のために大切に活用させていただきます。
平穏な生活を奪われてしまった方々のため温かいご支援をお願いいたします
クレジットカード及び銀行からのご寄付
ご利用可能なクレジットカード
クレジットカードおよび銀行からの寄付はこちらから↓
※ご寄付の前に、こちらのページのクレジットカード利用案内をお読みください。
決済完了後、クレジットカード会社のシステムを通してsupport_adra@adrajpn.orgより決済完了メールをお送りしています。メールの受け取り拒否設定をされている場合にはそのメールが届きませんので、こちらのアドレスの受け取り許可をお願いいたします。
郵便局からのご寄付
金融機関からのご送金において手数料の負担が増える状況が続いていましたが、今回新しく手数料免除口座(ゆうちょ銀行の窓口でのみ利用可能)設けました。本事業は手数料免除口座の対象となりますので、下記を参考にご利用ください。
お近くの郵便局から、青色の払込取扱票を使って郵便局の払込窓口にてお振込ください。
・口座番号:00140-0-697950
・加入者名:(特活)ADRA Japan
・窓口で手数料免除口座であることを伝えて送金
※通信欄には「ウクライナ人道支援」とお書きください。
【払い込み取扱票 記入例】
事業を特定したご寄付をいただいた場合、ADRA Japanでは、ご寄付額の最大20%を事務局管理運営費などに活用させていただきます。また、指定された事業で支援の必要が満たされた場合、他の事業のために活用させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
ADRA Japanについて
ADRAは、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOです。ADRA Japanはその日本支部として1985年に設立され、途上国や災害被災地において、人種・宗教・政治の区別なく、支援を必要としている方々に寄り添い、自立を助ける支援を届けています。日本では認定NPO法人を取得しています。
HP:https://www.adrajpn.org/
個人情報保護方針:https://www.adrajpn.org/privacy/
お問い合わせ:https://www.adrajpn.org/contact/
ADRA Japanの支出内訳について
ADRA Japanでは、いただいたご寄付の20%を一般管理費としてお預かりし、ご寄付の入金管理や領収証の発行、お問い合わせの対応、活動のご報告等のために大切に活用させていただいております。また一般管理費の一部は、ご寄付が集まりにくい活動のためにも活用しております。災害被災地や途上国の活動への支出(事業費)と管理費の割合は、2023年度の実績では、事業費が93.43%、管理費が6.57%の割合でした。
ご寄付の必要は状況を見て更新してまいりますが、ウクライナ支援のためにいただいたご寄付が活動地での必要を超えた場合には、ADRAが行うほかの緊急支援活動のために大切に活用させていただきます。
寄付金控除について
ADRA Japan は東京都から認定を受けている「認定 NPO 法人」です。ADRA Japanへの ご寄付は、寄付金控除の対象となります。領収証は、ご住所のわかる方には毎年1月に、前年1月~12月までの分をまとめてお送りしております。ご希望の方には都度発行も可能ですのでお問い合わせフォームよりご連絡ください。
所得税の税額控除の場合、確定申告によって寄付金額から2,000 円を差し引いた金額の40%が所得税から控除され還付されます。また、寄付金額から2,000 円を引いた金額を所得から控除する所得控除を選ぶこともできます。
*住民税の寄付金控除については、各自治体によって異なります。詳しくはお住まいの市区町村の税務担当課にお問い合わせください。
よくあるご質問
- 領収書は送ってもらえますか?
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毎年1月に、前年分をまとめてお送りいたします。お送りする領収証を用いて確定申告をしていただくと寄付金控除を受けることができます。ご希望の方には都度発行も対応しております。ご入用の場合は、お問合せフォームよりご連絡をお願いいたします。
- 物を寄付したいのですがウクライナに届けてもらえますか?
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現在、ウクライナ国内や周辺国で必要物資の調達が可能です。送るのに時間と送料をかけるよりも現地調達のほうが効率がよく、地域経済を支えることにつながりますので物を送らずに支援しております。
- 寄付がどのように活用されるか知りたいです。
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ご寄付をいただいた方には、年4回(6月、9月、12月、3月)の機関紙「ADRAニュース」やメールマガジン配信(月末)によって活動の報告をさせていただいております。寄付がどのように役立てられているか、ぜひご覧いただけましたら幸いです。
団体情報・お問い合わせ先
名称:特定非営利活動法人 ADRA Japan(アドラ・ジャパン)
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-1
連絡先:Tel: 03-5410-0045 / Fax: 03-5474-2042
設立:1985年3月30日(2004年4月に法人格取得/2016年4月に認定NPO法人に認定)
代表者:理事長 柴田俊生
会計情報:財務諸表【PDF】155KB
メディア掲載:NHK、テレビ朝日、朝日新聞、読売新聞、雑誌ソトコトほか多数
ウクライナ緊急支援に関するメディア掲載
・日経新聞様(2022年3月3日)
・NHK News Web様(2022年3月2日)
・日テレNEWS様(2022年3月2日)
・オルタナ様(2022年2月28日)
・NHK 首都圏 NEWS WEB様
・Yahoo!ニュース様
・テレビ朝日 グッド!モーニング様
取材・放映・ご掲載いただいた皆さま、ありがとうございました。
*ADRA Japanの活動は皆さまからのご寄付によって支えられています。ご寄付は支援を必要としている方々に届けるために大切に使わせていただいております。
ご不明な点はお気軽にお問い合わせください。
ご質問・お問い合わせ:お問合せフォームへ
もしくは03-5410-0045(平日10〜17時)