2024 年 6 月 28 日に熱帯低気圧として発生した「ベリル」は、あっという間に激しい嵐となり、やがて、非常に勢力の強いハリケーンとなりました。7月1日の米国東部時間午前8時に秒速58.1メートルを観測しました。その勢力は5段階で上から2番目のカテゴリー4です。
「ハリケーン・ベリル」は、カリブ海の小島、グレナダを直撃した後、7 月 8 日に米国テキサス州に上陸し、猛威をふるいました。
当地では少なくとも6人が死亡し、灼熱の暑さの中、100万以上の住宅や企業が停電に見舞われました。
グレナダの損失は6億ドル、カリブ海全体での被害が10億ドルに達すると言われるなか、ADRAはカリブ海での救援活動を開始しました。
ADRAの緊急事態管理コーディネーターは現金寄付の重要性について話しています。「緊急物資が現地に届く頃には、状況とニーズは大きく変わっています。そのため、現金を提供すれば、被害を受けた国々で必要なものを購入することができます」と
実際のところ、缶詰や水筒などの支援物資が被災地に届くまでには時間がかかるため、物品が到着する頃には不要になる可能性も予測されます。
また、コミュニケーション担当者は、詐欺や一方的な寄付金の要求に警鐘を鳴らしています。「最も重要なことは 寄付の送り先となるNGO を確認することです」と述べています。
カリブ海だけでなく、米国本土のテキサスが受けた打撃も深刻です。200万人以上が停電の影響を受けています。私たちは、誰もが避難所を訪れることができるということを、ここにお伝えします。
テキサスもカリブ海も、間もなく本格的な夏が訪れます。ハリケーンの被害に遭われた方々にはサポートが不可欠です。皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。