今も山元町とのつながりをもって ~その2~

今年の夏は異常に暑く、期間も長かったように感じます。

10月に入り、突然秋を迎え、衣替えもさることながら気温の変化に体が追い付いていないことを実感するこの頃です。

とはいえ、秋晴れの日などは本当に気持ちがいいですね。

秋の味覚やレジャーを楽しみたいものです。

皆さんはこの秋、どのように過ごされる予定でしょうか。

さて、前回のブログでは、株式会社LIGUNA様からのポイント募金を活用した、山元町花釜区にある「みんなのとしょかん」さんのための活動をご紹介いたしました。

今回は、宮城県山元町笠野区での活動についてご報告いたします。

笠野区は、山元町の沿岸部に位置し、東日本大震災の前には244世帯が暮らしていました。震災では津波の被害を大きく受け、そのほとんどが流失。現在は約40世帯のみが、ご自宅の修繕などをされ暮らしている地区です。

震災後、ADRAはコミュニティ再構築のために足湯ボランティア派遣や芋煮会のお手伝いを行っていました。

最近、笠野区ではグラウンドゴルフを通して住民の方が体を動かし、お話をしながら楽しむ時間をもっていました。グラウンドゴルフ用品のセットは、その都度、町から借りていました。町から借りることもとても良いのですが、笠野区から役場までは距離があり、活動の中心となっている高齢の方には負担になっている面もありました。また、最近のグラウンドゴルフの人気上昇に伴い、借りたいときに借りられない可能性も増えてきました。

せっかくの大切な交流の機会を減らさないために、今回ADRAにご相談があり、コミュニティ支援の一環として、グランドゴルフ用品を寄贈いたしました。

グラウンドゴルフ用品の寄贈

今後はグラウンドゴルフをよりスムーズに開催できることから、これからはさらに参加者を増やし、笠間区内でも交流が限定的になっている方との交流も増やしたいと意欲を語ってくださいました。

グラウンドゴルフは奥が深く、かなり盛り上がっておられるそうです。

また、7月29、30日には八重垣神社夏祭りが行われました。夜の花火の打ち上げに協力させていただき、お祭りを盛り上げることができました。

八重垣神社もまた、震災による津波ですべて流されてしまいましたが、6年半の年月をかけて新たな社殿が完成しています。夏祭りは、縁日、花火の打ち上げがあり、なんといっても神輿渡御で白装束の担ぎ手が海の中を歩いていく姿は本当に圧巻です。

縁日の様子
和太鼓の演奏
神輿渡御の様子

担ぎ手の方々、神輿はとても重いので、暑い中で長い道のりを歩いていくのは大変ですが、海の水は冷たくて気持ちが良かったそうです。

笠野区では10月下旬に芋煮会を行う予定です。

たくさんの方が繋がりを持ちながら楽しい時間を過ごせるといいな、と思っています。

(執筆:国内事業課 三原千佳)

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