スタッフのつぶやき– category –
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「何も残っていない。住む場所もない」と語るアラさんの希望とは
1,000日――ウクライナで多くの人々が家を失い、支援を必要とするようになってからの時間です。砲撃の音におびえる1,000日の夜。戦争の終わりを願い続けた1,000日の朝。耐え難いほど長い日々が今も続いています。 特に高齢者は、本格的な戦争がもたらした過... -
『幸運だったのかもしれない』ビノッドの言葉が意味するもの
「地震があったことは、彼らにとって幸いだったのかもしれない。」 そう述べたのは、ADRA Afghanistan(アフガニスタン支部)の事務局長、ビノッドだ。2023年10月に、ヘラート県で連続発生したM6.3 の大地震。1,500以上の命を奪い、30,000棟以上が全壊した... -
レバノンで停戦開始:それでも続く人々の困難な生活
2024年11月27日現地時間午前4時(日本時間午前11時)から、レバノンでの戦争は、停戦が始まりました。この合意により、今後60日間で軍などは段階的に撤退していきます。 このまま、停戦合意が守られ平和が戻ることを願っています。 しかし、停戦しても壊さ... -
バングラデシュ出張記 #3「バングラデシュ支部 ダッカ事務所」
翌朝ホテルから事務所への移動は午前9時を過ぎていた。人々が既に1日をスタートさせる時間で、ダッカ市内の渋滞もすでに始まっていた。これまで私はADRA支部がある2つの国、ジンバブエとスロバキアで車移動を経験しているが、バングラデシュの交通事情... -
サンタさんに託す思い
細見家では、中学校1年生のクリスマスが近づくと、「サンタさんの真実」が解き明かされる。 12月の肌寒い季節。リビングにあるこたつで暖を取っていると、“その時”が突如として訪れた。隣に滑り込んできた母が、少し真面目に、でも顔を緩めながら話し始め... -
レバノンにクリスマスは存在しない?
「中東にはクリスマスが存在しないんでしょう」。中東に関わっていると、そんな言葉を耳にします。 本当でしょうか。レバノンを見てみましょう。 あまり知られていませんが、中東は、キリスト教が発祥した地であり、聖書もこの地域が舞台です。そのうえ、... -
心のケアで明日への一歩を~ウクライナ支援活動の現場より~
ADRAの活動をいつも応援してくださり、ありがとうございます。 現在もADRAではウクライナで人道支援を継続しており、食料の配付や多目的現金給付に加えて、心理的な不安を抱える方々のための心理ケアを実施するなど、多岐にわたって人々に寄り添った支援を... -
「きれいな水を飲みたい」という住民の夢が実現しました
ネパール西部のバルディヤ郡には、乾季になると地割れし、農作物が枯れてしまうほど干上がってしまう地域があります。住民の多くは、手押しポンプで汲み上げた地下水を生活用水として使用していますが、大腸菌類が含まれており、下痢や嘔吐などの健康被害... -
「戦争の犠牲を払うのは子どもたち?」
レバノンでは、今日も各地で空爆が続いています。 https://youtu.be/bi95Gl2w4Yg レバノンの大きさは岐阜県と同じくらいの面積で、10,452平方キロメートルと、小さな国です。その国土の西側は地中海、東側は内戦中のシリア、南側はイスラエルに囲まれてい... -
クリックで届ける、未来への給食【プレスリリース】
WEB投票で参加、ジンバブエ・ニャミニャミの子どもたちへ明るい未来を。学校給食を届け、すべての子どもたちが通学できるよう「フェリシモ地球村の基金」の投票にご参加ください! 49238_112_20250124102536ダウンロード 投票には以下のリンクから簡単にご... -
二人組の野ネズミと国際協力
幼い私にとって、両親が毎晩絵本を読んでくれるひと時は大切なコミュニケーションだった。サラリーマンの父と研究者の母を持つ私は、日中は保育園で、夜は近所にあった祖父母の家で過ごした。夕飯を終え、お風呂に入れてもらい、長い一人遊びの時間を経て... -
ボール1個の可能性
ボール1個に6億円超の値が付いた。人道支援活動のために、寄付を集めることに奔走している私にとって、衝撃的な金額である。折しも前日、他団体で同じようにファンドレイジングを担当しているスタッフから、「今年、特に厳しくないですか?」と声がかか... -
【参加者募集】11/17(日)に防災ボトルの擬似作成とアクションペインティングを行います
今年は、能登半島地震の発生や度々の豪雨のほか 、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意) が発令されるなどあり、皆さんも防災について意識する機会が増えているのではないでしょうか。 ADRAでは、防災・減災について考えていただくきっ... -
バングラデシュ出張記 #2「ダッカの白い空」
バングラデシュ到着後、空港からホテルまでの道中、迎えに来てくれた同国支部事務局長が「バングラデシュのことは少し勉強してきた?」と切り出してきた。真夜中のダッカ市内は、聞いていたような渋滞はないが、遠くからクラクションの音がかすかに聞こえ... -
【ネパール】ハロウィンによく似たガイジャトラ祭り
実は、ハロウィンによく似たお祭りが、ネパールでも開催されていることをご存じでしょうか。毎年8月下旬、カトマンズの先住民と言われるネワール族の間では「ガイジャトラ*」と呼ばれる特有な行事があります。 *ガイジャトラ:ガイは牝牛、ジャトラは祭り... -
ADRA Japanでは石川県で活動してくださるボランティアを募集しています。
ADRA Japanでは石川県で活動してくださるボランティアを募集しています。 先日の秋雨前線による豪雨の影響で、能登半島では甚大な被害が出ています。1月1日に発生した能登半島地震で被災された方々にとっては、ようやく少し先の見通しが立ってきたところで... -
バングラデシュ出張記 #1「到着」
成田を発ち、経由地クアラルンプールの空港で搭乗を待つ間も、なぜかバングラデシュに向かっているという実感があまり湧かなかった。計11時間のフライトの後、現地時間10月13日の23時、ようやくダッカに到着した。私にとって初めてのバングラデシュ訪問だ... -
ハロウィンに伝える世界の子どもたちの話
みなさん、こんにちは! 今回のブログでは、ADRAスタッフが日常を過ごす中で感じたことをつづる「スタッフのつぶやき」をお届けします。 「ママー、見て―!かぼちゃー!!」 保育園に迎えに行くと、折り紙で作った可愛いアイスクリームが張り付けられ...