今日は、1923(大正12)年9月1日11:58に発生した関東大震災から100年です。
関東大震災は、マグニチュード7.9、最大震度7を記録した地震です。死者は105,385人、全潰全焼流出家屋は293,387戸に上り、電気、水道、道路、鉄道等のライフラインにも甚大な被害を与えた巨大地震でした。
また、地震発生が昼食の時間と重なったこともあり、多くの火災が発生しました。亡くなった方のうち、実に9割が焼死だったと記録されています。
これだけの数字を見ても大惨事であったことが想像できますが、その中でも光はありました。
当時、ボランティアという言葉は使われていませんでしたが、地域での助け合いや、今で言う災害ボランティアのような活動もなされていたことが分かってきています。
支援物資の配布なども行われていたようです。
ところで、去る6月8日、ADRA Japanでは「地域とわたしたち~関東大震災から100年の今、過去を知り、これからを考える~ 」というイベントを開催いたしました。
その中で、都立大学教授の先生を招いて、関東大震災についても分かりやすくお話いただきました。また、関東大震災のお話に加え、福島県飯舘村と静岡県袋井市からもゲストをお迎えして、それぞれの災害後の対応のお話や、地域での活動のお話をしていただいています。
そのイベントの様子を、ADRA JapanのYou tubeにて、公開しておりますので、この機会にぜひご覧ください。
「地域とわたしたち~関東大震災から100年の今、過去を知り、これからを考える~ 」
9月1日は「防災の日」として定められています。
近年頻繁に災害が起きています。大規模災害もいつ起きてもおかしくありません。
ご自身やご家族、大切な人を守るためにも再度、備えの確認をする日にしていただけましたら幸いです。
(執筆 国内事業課)