モハマドくん(小学3年)| 将来の夢(第4回)

世界最貧国の一つであるアフガニスタンは、国土の大部分が山岳や高原で、気候は乾燥しています。乳児死亡率はアジアの中で最も高く、出生1,000人あたり141人です。

そのような同国に2023年10月7日の午前11時頃、西部ヘラート州でマグニチュード6.3の地震が起こりました。この地域では11日の午前5時11分、15日の午前8時ころにも同じ規模の地震が発生し、これまでに1,000人以上が命を落としています。

ADRAは、この一連の地震で被害に遭った方々への支援を続けています。今回は、ジンダジャン地区のチャハザディ・ゾレハ村で暮らす、11歳の少年、モハマドくんの話を聞きました。

彼はADRAスタッフに向け次のように話してくれました。

「僕は家族と住んでいますが、お父さんは家族を支えるため、イランに出稼ぎにいっているんです。

激しい大地震があった時、僕は家にいました。

その時、倒れてきた壁の下敷きになってしまい、足を骨折してしまいました。

今も治っていないです。

足の怪我で自由に歩くことが出来ないため、家の手伝いや友達と遊ぶこともできないんです。

自分の足で歩いていた頃が懐かしい。。。

でも僕にも夢があって、将来医者になりたいんです。家族を支え、自分が暮らす貧しい地域の人々を助けるために。

そのため、勉強をがんばっています。僕が通う学校はテントでできているんですよ。教室の中は暗いので青空教室で勉強することがほとんどですけどね」。

ADRAは、地震の被害を受けた地域で懸命に生きる人々と子どもたちの夢を応援し、支援を継続しています。

皆様の温かいご支援を、よろしくお願いいたします。

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