地震で家が崩壊。屋根と壁のない家で1年以上暮らす ファティマさんの声

2023年10月、アフガニスタン西部ヘラート県で、マグニチュード6.3を超える強い地震が発生しました。

地震発生後、あたりには砂埃が立ち上り、視界に入るすべての建物が崩れ去りました。立ち尽くす人々よりも背が高いものは、たった1基の重機だけ。目を疑うほどの光景でした。

この地震による死傷者は1,500人以上。地震の影響で多くの人が家を失いました。

家を失った人々のほとんどは、発災から1年が経った現在も、布とトタンなどのありあわせのものを屋根や壁がわりに生活しています。

アフガニスタン西部ヘラート県 ジェラコシュ村出身のファティマさんも地震により家を失って以来、屋根のない家で太陽と雨にさらされながら1年以上暮らしてきました。

そんなファティマさんのために私たちは、耐震構造を備えた住居を建設して提供することにしました。

地震で被災した地域には技術者がいないため、ADRAでは材料の購入と技術指導を支援し、村の人々が自らの手で、地震にも洪水にも強い自分たちの家を建てていきます。

🔽住居建設中のADRA Afganistanの活動の様子はこちら(画像をクリック)

彼女はまた屋根のある家で暮らせるようになる日を待っています。

ファティマさんは、彼女のためのシェルターの建設に取り掛かると、「スペナライ」という魔除けのおまじないをおこなってくれて、こう伝えてくれました。

「とてもうれしくて、感謝の言葉もありません。」

ADRAでは、ファティマさんのような地震で被災した方々58世帯を対象に耐震構造を備えた住居を提供します。

多くの命が失われた大きな災害の後にも一生懸命生きているアフガニスタンの方々の復興をこれからも力強く支えて行きます。

「安心して帰れる家」を増やすために。災害復興支援の家建設にどうかあたたかいご支援をお願いいたします。

▼ご支援はこちらから

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