NPO法人 アドラ・ジャパン ADRA Japan
Peru Nutrition Improvement
ペルー / 母子栄養改善事業

2011年度 リマ州ウアロリチ郡
ペルー家庭菜園を通した小児貧血削減に対する
栄養バランス改善事業

事業概要

事業対象地の状況をふまえて、ADRA Peru(ペルー支部) は2008年よりこの地域で妊産婦、5歳以下の子どもを対象とした慢性栄養失調削減のためのプログラムを始めました。行政も巻き込んだこの取り組みは、問 題解決のために成果を生み出しています。本プログラムの効果をより高めていくため、また、事業終了後も現地の人々が活動を継続して行っていく「持続性」を 高めるために、今回ADRA JapanとADRA Peruとが協働し、新たな事業を実施します。

家庭菜園を通して母親への食育を行い、小児貧血削減へむけて栄養バランス改善事業を行ないます。

事業対象地
リマ県ウアロチリ郡サンマテオ区、チクラ区、カランポマ地区
対象者
5歳以下の子どもを持つ対象地域の家庭250世帯(約1,250人)

 


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事業の目標

本事業は5歳以下の小児貧血の削減への貢献を目的とします。
具体的な目標は以下の2点です。

 

  1. 5歳以下の子どもを持つ家庭において栄養摂取、子どもの扱い、健康への配慮に関しての行動が改善される
    1. 生後4ヶ月から6ヶ月の乳児の全母乳率を85%以上にする。
    2. 生後6ヶ月から11ヶ月の乳児の60%以上が月齢に対し適切な回数の食事を摂取する。
    3. 50%以上の家庭で手洗いの習慣づけをする。
  2. それらの家庭において、食物の生産・保存・加工を通し、バランスの取れた栄養摂取を可能にする
    1. 100%の母親が家庭菜園を行う。
    2. 25%の母親が多様な方法で栽培した野菜の保存を行なう。
    3. 50%の母親が定期的に家族の食事作りに野菜を利用する。

 

 

 

Peru Nutrition Improvement Peru Nutrition Improvement

*本事業は、味の素「食と健康」国際協力プログラムおよび地球市民財団助成プログラムにより助成頂きました。

 

事業内容

本事業では以下の活動を行ないます。

    • 栄養と保健の改善、啓発のためのワークショップ(栄養摂取、子どもの扱い、健康への配慮を主なテーマとします)
    • 現地指導者の育成
    • 地域を巻き込んだコミュニティー全体での啓発活動(「健康と栄養に関するキャンペーン」を実施することで持続可能性を高めます)
    • 専門スタッフの戸別訪問による、ファミリーカウンセリングの実施
    • 栄養バランス改善のため、家庭菜園での食物の生産からそれらの食物の保存法、多様な加工法などに関する教育
    • 食育イベントの開催

以上の活動によって、対象者自身がワークショップや家庭での実践を通して学んでゆくことにより、自立発展性を確保します。

 

事業報告

2009年にADRA Peruが事業開始時に行った調査と比べ、本事業終了時には、当初87.6%であった5歳以下の子供の貧血率が66.7%まで削減することができました。短期間ではありますが、子どもの貧血削減に対し、一定の成果を上げることができたと言えるでしょう。

 

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ワークショップ・研修の様子。演習を通じて実際に調理をしながら学んでいきます。
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家庭菜園の様子戸別訪問の様子(チェックリスト)
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台所改善活動手洗いコーナーの設置
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イベントに集まった子どもたち

詳細な報告はコチラから

(2012.04.18更新)


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