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China Sichuan Earthquake Hazard

中国四川地震被災者支援事業 



  蚊帳配布活動(6月16日〜18日)

6月16日〜18日に四川省什ほう(じゅうほう)市において、蚊帳の配布を行いました。
什ほう市北部は震源地からも近く、被災地の中でも特に被害が大きかった地方です。集落の中にはほぼ全ての建物が倒壊し、元の町の様子が分からないという場所もありました。

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16日に物資を成都から届けましたが、大雨のため配布ができず18日に延期となりました。
什ほう市では地震後気温が上がっており、日中テントの中は43度にもなるそうです。夜も暑さが続きなかなか寝付けない被災者の方が多いということです。寝不足による体力の低下は病気や感染症に対する抵抗力の低下につながり、今後の安定した生活の基盤づくりにも大きな障害となってしまいます。蚊帳を配布することにより、虫刺されから身を守ることはもちろん、夜、テントの中に風を通して快適に眠ることができるため、睡眠環境を改善することができます。
今回の蚊帳の配布はシーファン市の中でも被害の大きかった鎮(日本の「区」にあたる単位)2箇所に配られました。配布した鎮は洛水鎮(3万枚)、Yinghua 鎮(1万枚)です。
洛水鎮では中学校がひどい被害にあっており、校舎の半分が切り取られたように全壊(300人の生徒が死亡)しました。現在、町のほとんど全ての人はテントに住んでいます。
Yinghua鎮は2番目に被害が大きかった鎮ですが、建物ほとんどが倒壊(もとの町の様子がわからないほど)し、化学工場も被災(100人死亡)しており、ここでもほとんど全ての人がテントに暮らしていました。
洛水鎮の村では、少しずつ家の瓦礫をかたづけ、家を修理し始めている姿が見られました。これまではそのような姿は全く見られなかったので、震災から一ヶ月が経ち少し落ち着きを取り戻しつつあるともいえます。

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配布場所に到着したときには、住民の方が蚊帳の配布を列を作って待っており、私たちの到着を拍手で迎えてくれました。
配布が終わると、一人の女性がこちらに近づき、一緒に写真を撮ってその写真を郵便で送ってほしいと言ってきました。彼女は将来その写真を子どもたちや次の世代の子たちへ見せ、「世界中のひとが助けてくれたんだ」と教えたいと言っていました。

次の町Yinghua鎮では何人かの人に(子どもにも)「日本でも地震があったんだよね」と言われました(岩手・宮城内陸地震が6月14日に発生しました)。いくつかの場所ではテレビが見られるようで、そこでニュースを知ったそうです。そして「それなのに中国へ来てくれてありがとう。お互いがんばろうね」という言葉も頂きました。

この町には配布場所の近くにテントの学校があり、たくさんの子どもたちが午後の授業を待っていました。10歳と9歳の女の子が手をひいて学校を案内してくれました。教師たちも被災しているため、他の地域からボランティアの教師が来て教えているそうです。学校の状態は悪いですが、やはりこうして子どもたちが集まれる場所があるということは大切だと思いました。他の被災地ではいまだ学校が閉鎖されているところもあります。

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今回の配布ではみなさん、蚊帳をうれしそうに受け取り、笑顔を見せてくれました。たくさんの「感謝」のことばも頂きました。しかし、ここは被害の非常に大きかった地域であり、多くの人が大切な家族の一員を地震でなくしています。そういった意味で、完全にもとの生活に戻るということは難しいことですが、新しい生活を、新しい未来を描いていってほしいと願っています。

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ADRAは今後も中国四川省大地震の被災者支援のための活動を行なっていきます。今後も引き続きみなさまのご支援をよろしくお願いいたします。

 

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