教育支援活動は2年目に入りました【ジンバブエ便りvol.37】

3月をもって、ジンバブエでの教育支援活動は2年目に入りました。

2年目は、1年目と同様にミッドランド州ゴクウェ・ノース地区にあるセブジュル小学校、サバラ小学校、ンカザナ小学校、ネニュンカ中学校の4校を対象に、校舎などのインフラ整備や学校の運営能力向上研修、学校に通うことのできない子どもたちの支援を行ないます(この事業の背景はコチラから)。

今回は、4月に行なった以下の3つの活動を紹介します。
① スタートアップミーティングの実施
② 学校開発委員会との話し合い
③ 建築作業員や倉庫管理者の選考会

① スタートアップミーティングの実施

イースター休暇明けの4月初めにすべての事業のチームを集めてスタートアップミーティングを行ないました。ミーティングでは、事業内容や目標としている成果を確認し、週単位で細かく活動計画を策定し、それに加え、各担当者が人事・会計・資材の購入から輸送の流れに関してルールや改善点を説明しました。チームは活動の流れを把握しているので、活動をより良くするために具体的な意見が飛び交い、ミーティングは充実したものになりました。

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会計担当が会計のルールや提出書類の作成時に注意すべきことを説明しました

② 学校開発委員会との話し合い

スタートアップミーティングを行なった後に、支援している4つの学校を訪問し、学校の運営管理を担う教員や地域住民など8名から構成される学校開発委員会と共に、事業の内容や計画を確認しました。各校の学校開発委員会が中心となって、校舎の建設や運営を行なえるように、住民の意見や考え方を大切にして、計画を組み立てることができました。

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ンカザナ小学校の学校開発委員会のメンバーと活動の計画を確認するADRAスタッフ
(左の二人がADRAスタッフ。右の二人が学校開発委員会の委員)

③ 建築作業員や倉庫管理者の選考会

学校の校舎や教員住宅を建築する作業員や建築資材の在庫や出し入れを管理する倉庫管理者を村人から選抜するために、選考会を実施しました。選考会には、事業地のゴクウェ・ノース地区行政の担当者にも加わってもらい、作業員や管理者の選考段階から行政の巻き込みを図りました。今回は、校舎建築作業員を32名、教員住宅作業員を18名、倉庫管理者を4名選びました。

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選考会に集まった村人
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行政担当者とADRAスタッフが作業員候補者を面接しました

4月は、チームでゴールのイメージを共有したり、学校開発委員会と事業の計画を練り直したり、地区行政の担当者と建設作業員や倉庫管理者を選んだりなど、活動の基礎固めを行ないました。事業終了時には地元住民が、自ら建築した校舎や学校運営などに自信を持てるような活動をこれからも続けていきます。

今後とも、ご理解やご支援のほどどうぞよろしくお願い致します。

(本事業は、皆様からのご寄付のほか、外務省NGO連携無償資金協力の助成も受けて実施しています。)

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