ハーティマちゃん(小学1年)| 将来の夢(第3回)

アフガニスタンでは、識字率は成人でもわずか31%で世界中でも低い国です。また、識字率の男女差も大きく、イスラム社会における男女差別の結果といわれています。

2023年10月7日の午前11時頃、アフガニスタン西部ヘラート州で、マグニチュード6.3の地震が起こりました。この地域では11日の午前5時11分、15日の午前8時ころにも同じ規模の地震が発生し、これまでに1,000人以上が命を落としています。

ADRAは、この一連の地震で被害に遭った方々への支援を続けています。今回は、ジンダジャン地区のチャハザディ・ゾレハ村で暮らす、11歳の少女、ハーティマちゃんの話を聞きました。

ハーティマちゃんはADRA スタッフに向けて心の内をあかしてくれました。

「私は家族と一緒に住んでいます。お父さんは亡くなってしまったので、お兄ちゃんが一輪車で荷物運びをして生計を立てています。

地震があったとき、私は家の外で家畜の世話をしながら料理につかう薪拾いをしているところでした。とても、大きな揺れで怖かったのを覚えています。

私は小学校1年生なので学校にも通っていますが、校舎は地震の被害を受けて、今はテントや青空教室で勉強することが多くなりました。

将来の夢ですか? 私は学校の先生になって家族を支えたいです。それに地域の明るい未来にも貢献したいですね」。

ADRAは、地震の被害を受けた地域で懸命に生きる人々と子どもたちの夢を応援し、支援を継続しています。

皆様の温かいご支援を、よろしくお願いいたします。

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