【能登半島地震被災者支援第13報】ボランティアによる作業が困難な案件に専門技術をもった方の派遣をしています

元日の能登半島地震発生から半年が過ぎました。

ADRA Japanでは、石川県穴水町で、水道が使えない住居の応急修理対応や、通常のボランティアの方では対応が困難な作業に対する専門性をもったボランティアの派遣、仮設住宅等に入られる方々へ家電の寄贈などを行っています。

今回は、専門性をもったボランティアの派遣についてご報告します。

こちらの写真をご覧ください。

ブロック塀を粉砕している様子です。

機械を使ってブロック塀を粉砕

地震によって塀が家屋にもたれかかるように倒れてしまっていましたが、住民の方ではどうすることもできず、困っておられました。かといって、災害ボランティアセンターを通して活動する各地からくるボランティアさんでも対応できない内容です。

このようなニーズに対し、専門技術をもった方と調整を行い、現地へ派遣を行っています。調整を行う際には穴水町災害ボランティアセンター等とも連携し、情報を共有しながら、きめ細やかな対応ができるよう心がけています。

ブロック塀の撤去作業の様子

こちらは、傾いた納屋から軽トラックを取り出す様子です。住居の中には入ることができないため、ロープ等を使用し、安全対策を取りながら作業を行います。

軽トラックを取り出す作業の様子

こちらは屋根瓦が崩れてしまったお宅に応急処置としてブルーシートを張る作業です。高所作業のため、専門知識のある方に、安全対策をとりながら対応していただきます。

ブルーシート張りの様子

以上が専門技術をもった方によるお手伝いです。これらの作業を依頼された住民の方々からは、「無理だと思ったけど、頼んでよかった」「助かった」などの声がきかれています。

まだまだ復旧も半ばの現地です。引き続き、住民の方々に寄り添ったお手伝いをしていきます。

(執筆:国内事業課)

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