アートを通じて知る「世界の難民」~6月20日は世界難民の日~

ADRAは、6月20日の世界難民の日に向けて、アートコンテスト “Hear me. See me, Walk with me. “(聞いて、見て、一緒に歩いて)を開催しました。

国連によりますと2023年6月の時点で、世界では自然災害や紛争、迫害から逃れるために、1億1000万人以上の人々が故郷を離れました。2024年の終わりには1憶3000万人以上になると予測されています。

コンテストの狙いは、社会的に意義のある行動とヨーロッパの若者たちの創造力を結集し、駆使したクリエイティブアートを通じて、難民を含む自国を追われた人々を学び、理解し、支援をしようという試みです。

また参加者に芸術と創造性を通じて、故郷を離れて暮らす人々に優しさ、正義感、思いやり、愛を持って接しようというメッセージを共有する大きな目的もあります。

コンテストの応募作品は年齢別に分けられ、最も優れた作品が選ばれました。応募作品の選考はアート委員会が行い、委員は創造性だけでなく、優しさ、希望、連帯のメッセージをいかに効果的に伝えているかを基準に評価しています。

委員会による選考後、5月17日から6月2日までソーシャルメディア上で一般からの投票を募りました。



テーマ: 気候が私たちの家を破壊するとき

15歳から18歳の部

Nowhere to go(どこにも行く場所がない)  
Home?(家?)

  

10歳から14歳の部

Climate’s Orphan(気候の孤児)
Sacrifice freedom to have a home(家を持つために自由を犠牲にする)

        

5歳から9歳の部

When the climate destroys our home, save earth(気候が私たちの家を壊すとき、地球を助ける)
Tornado destroys our home(竜巻が私たちの家を壊す)

   

受賞者には、アートワークショップ、学用品、キャンポリーや青少年キャンプ、大会への参加ギフト券、ヨーロッパにおけるADRAプロジェクトのボランティア体験など各年齢層に応じた賞や社会体験が贈られます。また賞品相当額を寄付することを選び、難民の子どもたちに学用品を贈ることも可能です。

グランプリの発表と授賞式は2024年6月15日オンラインで開催されます。

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