「とにかく子どもたちを守りたかった」
そう言うのは、ドネツク州で4人の子どもと高齢のお母さんと暮らしていたオルガ・レオニディヴナさん。
ドネツク州では毎日激しい戦闘が続き、多くの町で、住宅や民間施設などが次々と破壊されています。
4月22日、オルガさんの家のすぐ近くにも爆弾が落ち、家の屋根や窓ガラスが破壊されました。
それを見た瞬間、
「これ以上ここにいては子どもたちが危ない」
と思い、避難を決意したそうです。
娘さんがすぐにインターネットで避難について調べると、アドラが避難支援をしている情報と、電話番号を見つけることができました。
オルガさんが電話をかけた1時間後にはアドラのボランティアが到着し、オルガさんたちは州内の都市クラマトルスクへ、その後はニプロペトロウシク州のドニプロまで避難することができました。
オルガさんからは、
「アドラスタッフの温かい思いやりと、迅速な支援に心から感謝しています。」
とのお言葉をいただきました。
2月24日にウクライナでの戦争が始まって以来、アドラは国際連合人道問題調整事務所(OCHA)
とも連携し、ウクライナ市民の方々に無料で避難のための移動手段を提供しています。
アドラはこれまで、障害者の方や高齢の方、また子どもたちなどを含む数千人の市民の方々の避難を支援してきました。
これらの活動が継続できているのは皆さまから温かいご支援をいただいているおかげです。
オルガさんの言葉は、皆さまへ贈る言葉でもあります。
「温かい思いやりと、迅速な支援に心から感謝しています。」
アドラは引き続きウクライナ緊急支援への寄付金を集めています。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
(文責:広報・マーケティング担当 永井温子)