2月4日(日)、雨上がりの寒い日曜日に、JR東小金井駅前で能登半島地震被災者支援のための募金活動が行われました。
募金活動をしたのは、武蔵野パスファインダークラブの子ども達。
パスファインダークラブとは、キリスト教精神と自然体験活動を通じて青少年の心と体を育成する小学生から中学生が所属する団体の活動です。
午前9時に集合し、まず、能登半島地震の被災状況や、そこでADRAがどのような活動をしているのかについて活動報告をしました。
それから、3グループに分かれ、交代で30分間ずつJR東小金井駅前に立ち、募金を呼びかけました。募金箱は、牛乳パックで作った手作りの募金箱。被災地への応援メッセージが書いてありました。
「能登半島地震への支援をお願いします!」
…地震を支援するって、なんか違うんじゃない? と、高学年の子どもからの意見。”ADRAでは、何って言ってるの?”と聞かれたので「能登半島地震被災者支援」って事業の名前を付けてるよ、と答えると、
「能登半島地震被災者支援のための募金をお願いします!」
うーん。言葉が難しくて、大きな声が出せません。
そして、相談の結果、
「能登地震で困っている方のために、募金をお願いします!」
という言葉に落ち着きました。
順番に声を出していきます。気持ちを込めて、声を出します。
徐々に募金が集まり始めました。お財布の中の小銭を全部入れてくださる方もいました。小銭がたくさん入ってくると、募金箱が重たくなってきます。しっかり抱えて、立ち続け、募金を頂いたときには「ありがとうございました!」と感謝の気持ちも大きな声で伝えることができました。
募金活動をしていたのは、地元の子ども達だったので、知り合いの方やお友達、その保護者の方など、募金をするために駅まで足を運び、募金と共に「頑張ってね!」と声をかけて下さり、子ども達の励みになりました。
3グループ、1時間半の募金活動で、63,598円の募金が集まりました。
【子ども達の感想】
・みんなに募金をしてもらえて、嬉しかった。
・ドキドキした。
・この募金で必要なものを買える。力になれると思う。
・にらまれたり、素通りされたりして、楽しいことばかりではなかった。
・現地に行って助けることはできないけれど、今、自分でできる事をすることができた。
・大きな声をだすと気持ちが通じると思った。
・小さい子がいれてくれた。
・知らない人が募金をしてくれたのが嬉しかった。
・一生懸命やると応えてもらえると思った。
ADRAでは、被災地の話をするときに、「忘れないで」「覚えていてね」ということを伝えます。
初めて募金活動をした子ども達は、この経験をずっと覚えていると思います。
子ども達の想いと共に、能登半島地震で困っている方々に必要な支援が届きますように。
(総務部・渡辺千里)