インドを襲ったサイクロン「ミチャウン」からの復興を支援

昨年12月5日、インドをサイクロン「ミチャウン」が襲いました。ベンガル湾に面する最南端のタミル・ナードゥ州の州都、チェンナイ市では、17名が死亡。市内で数時間続いた大雨で、道路も広い範囲で浸水しました。

中西部に位置するアンドラプラデーシュ州の脆弱な地域の住民、約9,500人は被災地区211か所に設けられた救援キャンプへの避難を余儀なくされました。

同州で死傷者は報告されていませんが、およそ400万人が被害を受け、家屋が壊され、数十の村が浸水しています。地元当局によると、1,200隻以上のボートが破壊され、あるいは流され、漁業コミュニティ全体が生計を失ってしまったとのことです。

嵐、そして絶え間なく続く豪雨、それに伴う洪水により、食料や避難所へのアクセスが制限されています。電気や衛生設備などにも影響をおよぼし、水も汚染されました。

そこでADRAは、最も弱い立場にあるコミュニティを援助すべく、現場の情報を集めてきました。そのうえで地方自治体やボランティア、その他のパートナー団体と緊密に連携を取りながら、家庭用品、現金給付、衛生キットおよび乾物食料の提供、さらに瓦礫の撤去などを行っています。

1987 年以来、ADRAは、インドの方の生計、教育、安全、衛生、災害への備えを改善するために、130以上の緊急対応策や開発プロジェクトを実施し、支援を続けています。

今後も、自然災害によって引き起こされる人道的ニーズにお応えできるよう活動を続けていきます。それには、皆さまの温かいご支援が欠かせません。引き続き、ADRAの人道支援にご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

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