2024年11月3日に発生したマグニチュード6.4の西ネパール地震では、少なくとも157名が亡くなり、約35,000世帯(17万6千人以上)がそれまでの生活を失いました。以前からネパールで活動しているADRAは、即座に緊急支援体制を取り、地震で被災された方に寄り添った支援に取り組んでいます。
日本では、あまり報道されなかった西ネパール地震ですが、ネパールにつながりを感じる皆さまから、温かいご支援が届いています。
今回のブログでは、西ネパール地震の発生を受けて、ADRAに緊急支援をお寄せくださった企業様をご紹介します。
ネッツトヨタ栃木株式会社様
ネッツトヨタ栃木株式会社様にはネパール出身のエンジニアが12名在籍されており、お客様に安心・安全をお届けする「マイカーライフクリエイター」として各拠点で活躍されているそうです。今回の災害により困難な状況に陥っている方々に想いを寄せ、被害を受けられた方々の救援や被災地の復興に役立てていただきたいと、支援金をお預かりしました。
株式会社ファイブスター様
レストランのCOCO‘Sやお寿司屋さんの海座などを展開する株式会社ファイブスター様は、昨年からネパール出身の方、3名を仲間として受け入れられているそうです。幸いにも従業員の方々のご実家では被害がなかったそうですが、仲間の故郷が被害にあっているということを受けて、社内で寄付を呼びかけられ、集まったご寄付をADRAにお送りくださいました。
株式会社マザーハウス様
株式会社マザーハウス様は、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」 という理念のもと、途上国6ヵ国で生産を行い、日本を含む3カ国で販売をされています。この度、お客様がお買い物をされた際に貯まる「ソーシャルポイント」から、ジャジャルコット地震へのご寄付をいただきました。また、ネパール工場で作られたマフラーや手袋などのマザーハウス製品を、地震被災者への支援にと、ADRA ネパールの事務所まで直接お届けいただきました。
マザーハウスネパール様のスタッフの方々が丁寧に洗い、きれいに包装して届けて下さいました。
一つ一つの製品が上質で、きめ細やかな素材でつくられており、身にまとうと肌触りが良く、優しい温もりが感じられます。マザーハウス様の製品を手にした人々は自然と笑顔がこぼれていました。
このほかにも、たくさんの方が西ネパール地震被災者のためにご寄付をお寄せくださっています。心より感謝申し上げます。
まだまだ復興には長い時間が必要とさています。現地では地震の影響を大きく受けた保健医療サービスの回復が強く求められています。皆さまからの温かいご支援のもと、医療機関の再建も視野に入れ、今後も活動を続けてまいります。
引き続き皆さまの温かい応援を、よろしくお願いいたします。