みなさん、こんにちは。
先日、9才の娘に突然、「ウクライナの子どもたちにもサンタさんは来るよね?」と聞かれ、ドキッとしました。
サンタさんは、世界中の子どもたち全員にプレゼントを届けてくれるはず。戦争をしている国に住む子どもたちにはプレゼントを届けないなど、サンタさんに限ってそんなことあるはずない・・と彼女は言っていました。
そうです、戦火から逃れ避難所に身を寄せている子どもにも、異国の地に避難している子どもにも、クリスマスにはサンタクロースがプレゼントを届けなくてはいけません。
そんな子どもたちの願いを叶えるため、昨年のクリスマスは日本のたくさんの方々がウクライナの子どもたちのためにサンタクロースになってくださいました。
クラウドファンディングなどに寄せてくださったご寄付は250万円以上にのぼり、そのほかのご寄付も併せてウクライナに住む、また隣国スロバキアに避難する子どもたち1,200人にオモチャやお菓子が入ったプレゼントを届けることができました。
現地からはたくさんの笑顔の写真と共に、喜びと感謝の言葉が届いています。
子どもたちの笑顔はこちらの動画でもご覧いただけます
下の写真は、戦闘の激しかったマリウポリから隣国スロバキアに避難した4才の男の子です。避難してからこの半年間、一度も笑顔を見せることがなかったそうです。それが、みなさんからのクリスマスプレゼントを開けた瞬間、自然と笑みがこぼれたそうです。
笑顔になったのは、子どもたちだけではありませんでした。プレゼントを受け取った子どもの保護者たち、プレゼントを届けたスタッフやボランティアなど、周りにいた大人たちもみんな笑顔になりました。
みなさまがご支援くださったクリスマスプレゼントは、寒いヨーロッパの冬にたくさんの人たちの心を温める魔法のような贈りものとなりました。
こんな素敵な笑顔を守るため、私たちは引き続きウクライナ、そして隣国スロバキアで支援活動を行ってまいります。皆さまの温かいご支援に心より感謝いたします。
執筆:ウクライナ支援活動担当