食糧危機に重なる地震被害。命をつなぐ支援を届けます|国際NGOアドラ(ADRA)
国際NGOアドラ(ADRA: Adventist Development &Relief Agency 本部:アメリカ・メリーランド州、以下アドラ)は、深刻な食糧危機に加え、6月22日のM5.9の地震により甚大な被害が出ているアフガニスタンに必要とされている支援を届けるため、アフガニスタン緊急募金をスタートしました。
アフガニスタンでは、経済の停滞と干ばつの影響により、深刻な飢餓、栄養失調、飢饉のリスクに直面している方が多く発生しており、アフガニスタンの半数以上にあたる約2,440万人が人道危機に直面している状態です(※1) 。
加えて、2022年6月22日に発生した地震により、アフガニスタン東部の地域で2,500人以上の死傷者が出ており、多くの家屋が倒壊していると見られています。(※2)
アドラは、緊急食糧支援を今月6月からスタートできるよう準備を進めて来ましたが、食糧配付に加えて、地震の被害状況の調査をおこない、人々に寄り添った必要とされる緊急支援を届けるため、皆さまの支援を必要としています。
アドラは、2002年よりアフガニスタンでの活動を開始し、これまで、家を失ってしまった方への食糧やシェルター支援のほか、寒い冬を乗り切るための越冬支援、子どもたち、特に女子の教育環境を整える学校建設や啓発活動等に取り組んできました。
2021年8月以降も、刻々と変わる現地の状況に対応しながら、現地での活動を継続しています。
また、人々が十分な食料を得られているかどうかを5段階(フェーズ)で示す総合的食料安全保障レベル分類(IPC)によると、アフガニスタンの状況は、命の危険がある第4フェーズに該当しており、すでに一部の地域では約2万人は、一番深刻な状態である第5フェーズに突入しています(※3)。
ユニセフのレポートによると、もし今のまま何の支援も届かないと毎日112人の子どもが命を落としてしまいます。(※4)
アドラは、現地にいるチームを中心に現在の人々の状況を把握し、アフガニスタンの方々の命をつなぐために必要なあらゆる支援を届けます。
今後、必要になると考えられる活動は以下の通りです。
・地震や食糧危機に関する現地調査、支援調整、情報発信(通信費、交通費、人件費など)
・水や食糧の調達、配付
・衛生用品や生活必需品の配付
・現金または必要物資と交換できるバウチャーの配付
・避難所やシェルター支援
・移動が必要な方への支援
・医療支援
・冬が近づく前の越冬支援
※現地の状況によって支援する内容や活動が変更・追加となる場合があります。
また情勢によっては、アフガニスタン国外からの支援に切り替える場合もあります。
飢餓の危機と地震被害に見舞われているアフガニスタンの方々に皆さまの温かいご支援をお願いいたします。
Tポイントでも寄付ができるYahoo!ネット募金に開設している募金ページはこちら 【アフガニスタン地震】食料危機に重ねて地震被害。命をつなぐ支援を届けます(ADRA Japan) https://donation.yahoo.co.jp/detail/5186016 |
ADRA Japanアフガニスタン緊急支援特設募金ページはこちら アフガニスタン地震・食糧危機 | 国際協力NGOアドラ・ジャパン (adrajpn.org) https://www.adrajpn.org/Emergency/Afghanistan2022.html |
※1UNICEF Afghanistan Humanitarian Situation Report 1-31 May 2022
※2https://www.bbc.com/news/world-asia-61890804
※3https://reliefweb.int/disaster/dr-2021-000022-afg
※4https://reliefweb.int/sites/reliefweb.int/files/resources/2022-HAC-Afghanistan.pdf