ガザ人道危機から1年、レバノンにも拡大

10月7日、ガザでの人道危機が生じてから、ちょうど1年が経過しました。 一般の方々が巻き込まれるこの戦争は、収まる兆しが見えず、それどころかレバノンでも日々、戦火は拡大しています。

レバノン・バールベックの様子 

レバノンは、人口1人あたりの難民受け入れ数が世界一位です。UNHCRやUNRWAの情報によると、同国は、シリア難民を100-150万人、パレスチナ難民を48万人以上受け入れており、5人に1人か、それ以上が難民と言われています。

レバノンに逃れた難民の方々で、度重なる戦争により再び難民となる、二重難民のケースが増加しています。中にはパレスチナからシリアに逃れ、その後シリア内戦の影響によりレバノンへ逃れた方が、今日の戦闘により、さらに難民となる三重難民のケースも生じてしまいました。

ADRAは2023年10月以降、こうした難民の方々や、被害を受けたレバノンの方々に、食料パッケージを中心に支援を続けてきました。2024年9月中旬に戦火が拡大してからは、避難所を開設し、避難している方々に温かい食事、米、パン、水、野菜、鶏肉、果物など、毎日計800食を提供しています。

レバノンでは、多くの人々がなかなか国外に避難できない状況にいます。レバノンが隣接している国はシリアとイスラエルのみで、海路・空路で移動できる人はごく一部の人々です。

その中で、内戦中であるはずのシリアが、陸路で越境できる避難先になっていることには正直驚きを隠せません。それだけ状況がひっ迫しているということです。UNHCRによると、現在、1日あたり2万人以上、既に22万人以上の方が国境を超えています。

ADRAは、レバノン国内だけでなくシリア国内でも、レバノンからの難民やシリア難民の帰還者の支援も開始しました。

ダマスカスとホムスに逃れた方々に、食料と避難生活に欠かせない支援物資の提供をしています。 引き続き、被害にあわれた方々、難民の方々に、温かい食事などの支援を届けるために、お力をお貸し下さい。

Readyfor

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