ジンバブエ支部スタッフの紹介【ジンバブエ便り No. 19】

夏も終わり、いよいよ秋が始まりましたね。
まだまだ暑いですが、空を見上げると確実に秋になりつつあることを感じます。

さて、今回はジンバブエ支部(ADRA Zimbabwe)のスタッフの話をしたいと思います。

現在、ジンバブエ支部には40人を超える数のスタッフがいますが、今回は特にその中の1人にスポットライトをあてたいと思います。そのスタッフの名前は、ランガ・チャカワ(Ranga Chakawa)といいます。

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ランガ・チャカワ

彼女は、昨年ADRA Japanが外務省NGO連携無償資金協力の助成を受けて行なった事業「コレラ感染予防のための水衛生改善事業」でインターンとして働き、さらに今年6月に外務省NGO事業補助金の助成のもとで現地調査を行った際には、アシスタント・フィールドオフィサーとして活躍しました。

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調査のレポートを作成中

彼女は、もともと首都ハラレから東に車で4時間ほどの所にある小さな町の出身で、大学では歴史学を学び、ジンバブエ支部の他の多くのスタッフとは違い開発学の学位を持ってはいません。

しかし、開発支援に関心を持ち、昨年ジンバブエ支部のインターンに応募して合格し、ADRA の一員として働くことになりました。まだ20代前半と若いですが、昨年の事業で多くの経験を積み、6月の調査では現地の行政や裨益者と我々をつなぐ存在として、重要な働きをしてくれました。

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小学校の先生に説明をしている様子

開発支援において、活動を担う現地の人材の育成は大きな課題となっています。人材育成には多くの時間と労力がかかるからです。

そのため、彼女のように若いうちから多くの経験をして、開発支援に携わるための知識や技術を身につけていくことは、とても大切なことです。彼女のような若者が、将来ジンバブエの発展にとって欠かせない存在となって活躍してくれることを願っています。

【今月のショナ語】

毎月、ジンバブエ便りでは現地で主に使われている言葉であるショナ語(ショナ族の言葉)の簡単なフレーズを紹介していきます。ショナ語は、ローマ字読みで発音できるので、是非声に出して覚えてみてください。ジンバブエでは他に英語、ンデベレ語(ンデベレ族の言葉)などが使われています。

Makadii henyu? (マカディイイ ヘニュ?)
意味:元気ですか?
  

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ADRA Japanのスタッフと小学校の子どもたち

(文責:ジンバブエ事業担当 前川龍太)

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